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JTCC 2022 富山大会を振り返って

皆さん こんにちは
樹上のアスリート ツリーライフサポートの松岡です。
暑くなってきましたね。
暑いというよりやばい暑さですね。
今年の夏はどうなってしまうのでしょうか?

さて6月11日、12日と富山県富山市にてJAA(Japan Arborist Association)主催のJapan Tree Climbing Championshipが開かれました。
この大会は日頃、造園業や林業の現場で活躍されている方たちが業務においてツリークライミングを活用し、その樹上作業の安全性やトレーニングの成果を予選は3種目の競技で競い、上位3名が翌日のマスターズチャレンジの決勝戦へと進むことが出来るツリークライミングの日本代表選手権大会になるのです。

前回は2019年に出場させていただき、その後はコロナ情勢により大会は行われておらず今回は2年ぶりということでディフェンディングチャンピオンとして参加させていただきました。

予選で何とか3位に入りマスターズチャレンジといわれる決勝戦へと進むことが出来ほっと一安心。
予選についてはまた次回の投稿でお話させていただきたいと思います。
ルールについてはこちらを参考にしてください。

https://www.itcc-isa.com/rules
今後ルールについても説明していきたいと思います。

https://www.itcc-isa.com/Portals/0/Docs/ITCC-Rulebook-current.pdf

ちなみにルールブックはツリークライミングワールドさんで販売されているので興味のある方はご購入下さい。https://www.tcw.co.jp/shopdetail/000000000363/ct161/page1/brandname/


予選で3位の私は何番目にマスターズに挑戦するかの順位を選ぶ権利はありません。そうなんです。順番決めも重要な要素なんです。この時期は梅雨の時期ということで、天候が不安定ですが大会は行われます。世界大会も同様です。雨が降ろうが雪が降ろうが行われます。あまりにもひどい雨の場合は時間を短縮したり、スタート地点を変えるなどしてでも行われます。話を戻しますが午後から晴れてくるとか天気は下り坂など天候の様子も樹上作業はとても大切な要素ですよね。ですので順番決めですが予選で1位の選手から何番目にチャレンジするか決めることが出来ます。今回は予選で1位の選手は2番目を選び、予選2位の選手は1番目を選び私はとりを務める最後の選手ということになりました。

我々選手は自分の順番を待ってる間が一番落ち着かないんですよね。なんせ選手は前の選手のやり方など会場の様子を一切見てはいけないルールになっていますから。前の選手の様子を次の選手は見てはいけないのです。マスターズチャレンジを終えた選手は次の選手のやり方を見ることは出来るんですよね。
 つまり待っている選手は待ってる間は盛り上がっている雰囲気や選手がベルを鳴らす音などは聞こえてくるんですよ。(今回の場合ですが)そして公平性を保つためにスマートフォンなどは没収されて外部と連絡が取れない状態でその間3時間ぐらい準備したり、ストレッチしたり、自分の手順をイメージしたりと落ち着きのない時間を選手たちは過ごしているんですよ。

スマートフォンを没収される理由はご理解できますか?マスターズの競技について情報を入手できないようにしているんですね。前の選手がどのようなルートでどのような方法でどのようなテクニックでどのようなギアを使用してなど全く知らない状態でチャレンジしなければならないのです。あくまで

自分の考えたプランや自分の所有しているギアを使用してどのようにマスターズツリーを攻略するかジャッジの心をとらえて点数を稼ぐかこれがマスターズチャレンジなんですね。ですので日頃の自分の行動や性格、作業スタイルがマスターズチャレンジで全部さらけ出されてしまうんですね。だからこそ安全でない行動であったり、枝を折ってしまうような行為には減点であったり繰り返されると失格になったりしてしまいます。

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