詰め合わせ

関係ないことでも詰め合わせてみましょう。
　
　昨日、朝見た悪夢が怖くて眠るのに困った。そうだ、いいことを考えよう！と思って1番最初に思い浮かんだのは、コーヒーにホイップクリームが乗った光景だった。ウインナーコーヒー。甘い食べ物の時は一緒飲めないけど、好きなんだ。
　
　こんなに時計の秒針って聞こえたんだと気づく、1人になったばかりの朝
　
　「わたしもう病院には行きたくないよ。そうだ、担当を分けよう。皮膚科と、耳鼻咽喉科と、歯医者、どれがいい？」
　「あなたは皮膚科担当ね、私あるウイルスに弱くて、抵抗力が落ちるとすぐ感染してダメになってしまうの。少し苦痛かもしれないけど、液体窒素で皮膚を焼いてもらうわ。」
　「あなた、最近親知らず生えてきたの？　ならわたしの代わりに歯医者行ってくれる？　歯の周りの歯茎をレーザーで焼切ってからというもの、血は出るし腫れるし嫌なんだ、だから全部君が代わって。」
　「あなたは余り物の耳鼻咽喉科ね、1ヶ月余りずっと喉がおかしいのに、どんな検査をしても引っかからない。次行ってもきっと、気にしないでいいんじゃないかなと言われるわ、わたしその度どこが悪いのかわからなくて泣きそうになってしまうから、わたしには向いてないんだわ、だからよろしくね」
　
　もう私、恋人の住所も電話番号も覚えたわ。前の人の住所はちゃんと思い出せなくなっているわ、生きるってこういうことね
　
　犬を飼う夢を見た、いい匂いがするゴールデンレトリバー
　
　私は自分の知ったもの、得たもの、感じたものから文章を書くけど、京太郎はあのひとそのまんまを描いたわけではない。京太郎は京太郎、私の京太郎。大好きだよ
　
　どれだけラベルを貼って、中身の説明をしたって、食べるまでその味はわからないのと同じで、私がどれだけ言葉を並べて修飾したって、私たちのことやその人のことを私が見ているようにそのままに伝えることはほぼ不可能なんだから、どう思われてもいいよ。
　
　と、少々投げやりに思ったこともあったわ。けれどねぇ、聞かれたことに答えて、私たちのことを話すと、仲良しだねと言われたり彼が良い人だと伝わったりするとすごく嬉しいの。今の人といられて私はすごく幸せね。
　
　大丈夫、いつか治る。きっと治る。重い病気ではない、ただ昔から扁桃腺が弱いだけ、今に始まった事ではないだろ、悪化するなら手術して摘出すればいいの。弱火のように燃え続ける痛みに私の平穏を奪われてはならない。
　
　YouTube見てたら怖い広告出てきた、なんやあれ、やめてよ！バカヤロー、TSUTAYAのホラー映画コーナーでさえ怖くて離れちゃう人の気持ち考えたことあるのか！
　
　おわり