金子國義さんは、今でも私を魅了して渋谷で突如金子ワールドへ誘う。

画像1 渋谷文化村を歩いていたら、あっっ!「金子國義の世界」! 迷わずお邪魔。大好きな画家の一人。もう亡くなって6年も経ってしまったのね。早い。油絵から素描から、様々な絵が飾ってあって、濃密な時間が流れてた。中には、80年代にカレンダーに採用された作品もあって、あの頃私の部屋を素敵にしてくれたなーって、しみじみ。タイムマシンに乗ったような気持ちになったよ。
画像2 本物は、すごいオーラを発散。てらてらした油の感触から、筆の跡まで私の眼を直球で射ってくる。ずっと佇んでいたい気持ちから、会場を何周もしたよ。奥に写ってる黄色い作品は、大好きな一枚。割とほんわかした雰囲気で、手前のコントラストの効いた作品との違いが激しい。でも、実はどちらのタイプも好きなんですけどね。
画像3 グッズも色々ディスプレイされていたよ。ポストカードも充実。金子さんは、その昔妖しく美しい姿で、状況劇場の演劇に出ていたこともあったんだよね。さすがに、それには間に合わなかったけれど、観てみたかったなー。写真でさえも、きわどく妖艶な雰囲気が伝わってくるし、時代の匂いが立ちのぼってくる。ああ、もっと生きていてほしかった。
画像4 全然知らなかったけど、お皿や浴衣もあったよ。全然タッチが違うんだなって、びっくり。一つ一つじっくり見ながら、その筆使いを楽しみました。お皿を飾る場合は、洋風でも和風でも合いそう。このお皿に料理を乗せるのは、もったいなさ過ぎてできないと思う。そもそも手に入れられないけど(笑)浴衣も、シックにデザインされていて良い感じです。
画像5 オリジナルは無理だったので、コレを購入。たくさんの作品がカラーで掲載されていて、抱きしめたくなるような一冊です。ページごとに、金子さんの名言が強めに書かれてあって、背筋が伸びるようなキレキレの言葉たち。のほほんと生きてちゃいけないなーって、2021年金子さんのいなくなったこの世界で、もう一度気持ちをあらたかにする私でございました。

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