すぐ近くで繰り広げられる栗と生クリームの競演

画像1 有楽町と言うか日比谷言うか大手町? とにかくあの辺り、歩ける範囲によく似た二つの栗デザート。一つ目は、東京會舘の「マロンシャンテリー」すっきりした生クリーム仕立の中に栗のペーストが入ってるよ。その昔、初代製菓長がモンブランを日本人向けにアレンジしたのが、この美しいフォルム。こってりしてそうだけど、意外とすっきりしていて、何よりこの孤高の美しさにうっとりしちゃう。色々装飾したい気持ちをグッと堪えた感じも、志の高さを感じる。中の栗は、和栗も選べるけど、今回は普通のにしておいた。それでも充分おいしかったよ。
画像2 二つ目のこちらは、パレスホテル東京の「マロンシャンティイ」。東京會舘と微妙にネーミングが違い、高さはこちらの方が若干高いかも。なめらかな生クリームに誘われて、スプーンを入れればほろほろと栗の荒いペーストが崩れだす。これをクリームと適宜混ぜてしっとりとさせ、お口へ。しばし、忘我の境地・・・。どちらも極めていて甲乙つけがたいし、お店の雰囲気も歴史を感じる。何より、そこに着くまでの町の景色が特別。今日は、おいしく素敵な時間を過ごそう、と一歩一歩踏みしめる感じで赴くよ。

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