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氷結と吹き飛ばしが楽しいアクションシューティング『코나와 스노래빗』

※韓国語・英語
『코나와 스노래빗』
(Kona & Snowrabbit)はかわいいキャラクターと豪快な凍結&ふっとばしアクションが楽しい短編アクションゲーム。いたずら好きなアーティスト少女と野心いっぱいの雪うさぎのコンビによるお話がコミカルで、同時にアクションシューティングとしては独自のアクションと弾幕要素が決してぬるくはない絶妙なバランス。アクションの楽しさとデザインの良さがぎゅっと詰まった快作だ。

操作方法はアイコンで教えてくれるうえ、あらすじは漫画で見せてくれるのでプレイに支障はない。アイスアーティストのコナは雪うさぎのショット(マウスエイム)で敵を凍らせることができ、凍った敵は雪うさぎをぶん回して吹っ飛ばすことができる。この大胆な攻撃がとても気持ちよく、動きを止めた敵を起点にまとめてやっつけることができる。

ぶん回しは直接当てると敵をひるませる効果もあり強力。
敵が落とすアイテムを取ると一時的にショットの性能が変化する。

ステージ構成はアーケードゲームのおいしいところを取ったとのことで、小部屋での戦闘は敵の弾幕や突撃が思いのほか激しく密度高め。一方でリトライポイントは細かく設定されているので、がっつりアクションを楽しみながらも気軽にプレイできる。敵の配置や特性がよく練られていて、アーケードゲームの繰り返しプレイして上達していく骨太な一面をもつ。

英語への切り替えはオプション画面のここ。
インディープレイヤーは読めなくても配置によってオプション画面を予測できるという。
言語、language、언어、语言、язык。

アクションの作りこみに加えてコミカルなノリとかわいいデザインも魅力的な良作アクション。映像演出と攻略要素が見事にまとめられたボスバトルは必見だ。


韓国は京畿道一山(キョンギドイルサン)のKINTEX 韓国国際展示場およびオンライン会場(公式サイト/Steam特設ページ)にてゲームイベントが開催中。『코나와 스노래빗』がこれに参加していて、他にも楽しそうな(そして日本語に対応している)ゲームがあったのでいくつかピックアップ。

KILL THE WITCH
楽しく遊んだので別記事にて。

니엔텀 - Op.ZERO(Nientum - Opus Zero)
音楽を題材にプラットフォーマー、ランゲー、音ゲーを取り入れたジャンルミックスのアドベンチャーゲーム。レイヤーを重ねた画面は舞台のようで、ミュージカルを思わせるところがある。ネコのゆるさもたまらなくかわいい。日本語ボイスにチェックが入っているが、声は日本語になるのだろうか?公式X(旧Twitter)にイベントの模様や実機映像あり。

KALPA: Cosmic Symphony
スマホにて配信中のリズムゲーム『KALPA(칼파) - 오리지널 리듬게임』のPC移植版。スタンダードな5レーンのリズムゲームで、宇宙をテーマに十二星座を象ったキャラクターが特徴。音ゲーの著名コンポーザーが参加、作品を横断した楽曲収録もある。

소울러즈(Soulers)
バレットタイムを主軸に据えたトップダウンのツインスティックシューティング。PVを見ると敵の攻撃はかなり激しいが、無敵時間のある回避と時間操作スキルを活用していて、避ける方に比重があるように見える。シングルプレイのタグがついているが仲間と共に戦えるようで、ピクセルとイラストを併用したストーリーにも力が入っているようだ。

他にも先ごろ日本語対応した『Staffer Case:超能力推理アドベンチャー』や『魔女の泉R』『未解決事件は終わらせないといけないから』といった定番タイトル、そして『コネクテッド·クルー』『There is NO PLAN B』『KILLA』といった推理アドベンチャーが特に充実。