再会のポタージュボンファム

食と生活『主観と客観』『恒温調理でつくるエッグノッグ』

こんにちは。樋口直哉です。先日、新潟に行ってきまして、柳宗理のカトラリー、調理器具で有名な燕市の日本洋食器さんなど素晴らしいメーカーを見学してきました。見学した内容についてはnoteに書くつもりですが、今日は柳宗理のボウルの話からはじめます。

 写真はケトルです(笑)これも名作ですよね。

柳宗理のボウル

このボウルは工業デザイナーの柳宗理が1960年にデザインした名作。なにがすごいか、わかりづらいので、説明します。

普通のボウルは同じ形で大きさだけが違うというのが一般的ですが、上の写真でそれぞれ形が違うことがおわかりでしょうか? わかりやすいのが23cm(下から二番目)で、底面が丸い形をしています。これは「泡立て用」の形状で、泡立て器のワイヤーが動かしやすい形をしているのです。一番、小さいサイズは盛り付けにも使えるように側面がやや広めで、上が開いた形状。二番目と四番目のサイズは上がやや開いているので、ゴムベラなどが動かしやすく、27cmは洗い桶としても使えるように底面がやや広めにデザインされています。サラダ用の葉物野菜を洗う時に重宝します。

以前、生クリームの泡立ての記事で泡立て器はおすすめしましたが、ボウルを新しく買うならこの23cmのボウルがあるといいと思います。

以上、おすすめの道具の話でした。

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