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バイタミックスを使うと裏ごしは必要ないのか〜とうもろこしの冷製スープの作り方

先日、バイタミックスを導入した話を定期購読マガジンに書きました。今日はその話の続き。

バイタミックスは1921年に創業されたバイタミックス社のブレンダー(ミキサー〉。

ニューヨークタイムスのベストブレンダーにも5200という製品が挙げられています。でかい、音が大きい(うるさい)という弱点はあるものの、速度調整機能ダイヤルと滑らかな仕上がりが得られるのが魅力。洗い物もコンテナ(食材や液体を入れる部分です)と水をミキサーにかけた後、水を捨ててすすげばOKという簡単さ。パッキンなどを洗浄する必要がなく、非常によくできたプロダクトだと思います。

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このバイタミックスを使うと滑らかな仕上がりが得られます。で、今日はとうもろこしのスープを作ってみます。確かめたいのは『バイタミックスを使うと裏ごしは必要ないのか』という点。

作り方は基本のコーンポタージュとほぼ同じですが、牛乳を入れずに水と塩だけでピュアな味に仕立ててみました。基本のコーンポタージュでは裏ごしをするので、ザルに残った繊維が無駄になりますし、洗い物も増えます。裏ごしの必要がなければ好都合です。

とうもろこし 1本
水      350ml
塩      ふたつまみ

材料は極めてシンプル。

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まずはとうもろこしを軸から外します。包丁でとうもろこしを適当な長さに分割し、実と軸のあいだに包丁を入れます。

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水350mlと軸の部分を強火にかけ、沸騰したら弱火に落として、3分煮ます。

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軸を引き上げて実を加え、さらに3〜4分煮ます。とうもろこしを加熱する際は蓋をして、なるべく香りを逃さないようにするのがコツ。

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ミキサーにかけます。はじめは低速で回し、徐々に速度を上げるようにすれば暑い液体も簡単にミキサーにかかります。

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3〜4分ミキサーにかけました。熱々です。塩ふたつまみで味をつけました。

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そのまま器に注ぎます。このバイタミックス。最高速度でミキサーを回していると摩擦熱で液体が熱くなります。はっきり言って動作音がうるさいので、そこまで頻繁に使えるテクニックではありませんが、熱々の状態で提供することが可能です。(逆にいうと熱を持つので、バジルペーストをつくるときなどは注意が必要です。温度が上がると色も悪くなるので)

さて、冒頭の『バイタミックスを使うと裏ごしは必要ないのか?』という問いですが、結果としては裏ごしの必要がないほど滑らかなポタージュに仕上がりました。むしろ裏ごしをすると少しさらりとしてしまうポタージュに適切な濃度も残っています。これはなかなかおもしろい。バイタミックスを使ったスープにはちょっと嵌りそうです。


撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!