クレープは計りがいらない料理
前日にパンを買うのを忘れていて、朝食に「なにもない!」という事態、よくありませんか。そういうときはクレープを焼くのが僕の定番です。パンケーキという手もあるのですが、クレープのほうが失敗がなく、手数も少ないのでかんたん。
クレープ
薄力粉 1カップ(100g)
砂糖 大さじ2
塩 ひとつまみ
牛乳 200cc
卵 1個
オリーブオイル 大さじ1(または溶かしバター大さじ1)
分量出していますが、適当でも大丈夫です。
タイトルにある通り、クレープは計りがいらない料理です。計量カップがなければマグカップなどを使っても案外上手にできます。
ボウルに薄力粉と砂糖を混ぜます。砂糖を混ぜることで、小麦粉の玉がなくなるので、あとから液体を加えたときに玉が出にくくなります。もしも、ダマができてしまっても大丈夫。ザルで濾せばいいだけです。
オリーブオイル(サラダオイルでも問題ありません)を混ぜたら、冷蔵庫で30分間以上休ませます。この時間でデンプンが水分を吸収するので、生地が安定するのです。しかし、朝の時間がないときはそのまま焼いても問題はありません。ただ、ちょっと破れやすくなるので、休ませるのがベターというだけ。
アングレーズソースくらいの濃度とよく説明しますが、飲むヨーグルトの濃さ(これも製品によって違いはあるのでなんとも言えないのですが)を想像してください。もしも硬ければ牛乳を足します。フライパンを少し温めたら、生地を注ぎ入れます。油を馴染ませるのはおまじない的な作業で、テフロン加工の新しいフライパンであれば必要なし。生地に入っている油だけで上手に焼けます。鉄のフライパンの場合は充分に焼きならしてから油をしき、拭き取ったのちに、濡れ布巾などで少し温度を下げてから生地を入れます。
この時、フライパンを回すようにして生地を伸ばします。
片面焼いたら生地を裏返すのですが、これが最大の難敵。なれてないと熱くて、手で生地が持てないという事態が起きます。こればかりは慣れてもらうしかありませんが、どうしても生地が持てないという場合は一度濡れ布巾などのうえにフライパンを移して、しばらく冷ましてから裏返してください。
動画では失敗のリスクを減らすために箸を使っていますが(和食で薄焼き卵をつくるときのテクニックです)慣れてきたら手だけでも引っくり返せます。
動画ではチョコレートを挟みましたが、グラニュー糖とバターでもいいですし、そこにレモン汁を絞るのが僕の好みです。
撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!