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かんぱちのごま和えとその丼

スーパーで売られていた養殖カンパチ。カンパチはブリに似た身質のお魚です。天然が希少のため、養殖が盛ん。中国から稚魚を輸入して育てる方式が一般的でしたが、最近は近海で賄ったり、人工種苗を使った完全養殖も試みられています。

養殖、わりと脂がきついのでしゃぶしゃぶがおいしいんですが、今日はお刺身で。

包丁を引くようにして使います。まな板の手前に魚を置くのもポイント。

切れたら包丁を横にずらして、続けて切っていきます。

包丁はなるべく長く使うように、柄に近い部分から引いていきます。

魚の身が厚く、包丁が短い場合、最後まで切れない場合もあります。

その場合は包丁を慎重に動かして、もう一度引きます。魚を押して切らないように注意してください。力を抜いて、ゆっくり作業をすればそれほど難しい作業ではありません。

はい、切れました。

最後はこんなふうに切り身を倒して半分に切ります。包丁をやや斜め下方向に引くようにすると手を切るリスクが減ります。

切れたかんぱちの切り身。今日は胡麻和えにします。

お刺身を食べる時、この身に一つ一つにしょう油をちろっとつけて食べることを想像しながらしょう油で味付けします。今回は大さじ1/2くらい。

同量のみりんを加えます。

すりごまもやはり同量。

ざっくりと和えれば完成。青ネギの小口切りとみょうがと青じそを刻んだものがあったので薬味として足しました。福岡にサバの刺身をごまであえる「ごまさば」という料理がありますが、そのカンパチバージョンです。

これだけでお酒のツマミとしていけます。ワサビを少し添えましたが、辛子もおすすめです。

熱々ご飯にのせて、丼にしてもいいでしょう。その場合は少ししょうゆ味が薄いかもしれませんので、ちょっと足してもいいですね。

さらにおいしくするのであればおいしい海苔を加えます。ぬま田海苔店の青混ぜプレミアムです!

むむ、やはり海苔があったほうがおいしい。胡麻和えはカンパチではなく、ブリのお刺身を使ってもおいしいです。

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撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!