てまひま紹介 第7回 阿蘇たかなマスタシード
てまひまオンラインとのコラボ企画。今回、PRするのは阿蘇たかなマスタシード。
マスタードはイエローマスタードやブラウンマスタード、ホワイトマスタードの種子を酢につけたものですが、こちらは高菜の種子を同じように酢で漬けた調味料。阿蘇の高菜漬けは名物ですが、こういう商品も作っているんですね。
高級感のある黒箱に入っていました。
開封するとこんな感じ。今日はどのソースに混ぜようか、というコピーが目に入ります。
開けてみるとさらさらの酢に種子が使っています。種子をすりつぶしてはいないよう。
観察してみましょう。マスタードよりも粒がややしっかりして、畑のキャビアのようです。噛むとぷちぷちとした食感があり、酸味は穏やか。辛味はほとんどありません。マスタードの辛味も水を加えてじっくり練らないと出てこない(辛味成分の素カラシ油配糖体がミロシナーゼという酵素によってアリルイソチオシアネ-トという成分になるので辛味が出る)ので、そのままだとあまり辛味がないのでしょう。というか、そもそも高菜の種子に辛味の成分は少ない……のかもしれません。
試しにステーキにつけて食べてみます。アメリカ産のザブトンという部位を100g用意しました。塩とオリーブオイルで下味をつけます。
高温にしたグリルで焼いていきます。ちなみにステーキを焼く時なども肉にオイルをなじませたほうが油煙の量は減ります。
1分30秒経ったので角度を変えて、もう1分30秒。
裏返して、同じように1分30秒ずつ焼きました。
切ってたかなマスタシードを添えて試食。ふつうの粒マスタードと比べて、驚くほど和風の味わいになります。これは面白い。お刺身にかけるのもいいと思います。
種を食べるには収穫後、ふるいにかけて異物を取り除き、水で洗ったりした後、乾燥させ、さらに小石や他の植物の種子が混じっていないか人の目で確認して選別する必要があるそう。たしかに大変な作業です。食べるのはかんたんなのですが、製造工程に思いを馳せると味わいもひとしお、ですね。
撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!