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ヨークシャープティングの作り方

クリスマスから大晦日、お正月にかけて牛肉を食べるという食習慣はいつのまにか定着したようで、今の時期になると牛肉がよく売れるそうです。

先日、伊勢丹さんのISETAN FOOD INDEXというサイトに「ローストビーフの作り方」をご紹介しました。

ローストビーフの作り方はこの記事を読んでいただくとして(ぜひ、みなさん上記のリンクをクリックして、ざっと読んでください)この写真の上に写っているのがヨークシャープティングです。

ヨークシャープティングはイギリスではローストビーフの定番の付け合せ。プティングといっても甘いデザートではなく、クレープ生地をオーブンで焼いて、膨らませたもの。イギリス料理らしくシンプルなレシピです。

卵 2個
牛乳 250cc
薄力粉  125g
ベーキングパウダー 小さじ1
太白ごま油 大さじ4

秘密の材料は太白ごま油です。イギリスではひまわり油を使うことが多いか、と思いますが、精製されたごま油を使うと日本人好みの軽い味に仕上がります。

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薄力粉にもベーキングパウダーを混ぜます。イギリスではベーキングパウダーがあらかじめ混ざっている製品が販売されていますが、日本では後から混ぜるしかありません。

卵を溶きほぐし、牛乳で伸ばします。薄力粉とBPをボウルに混ぜ合わせ、中心をくぼませたところにさきほどの卵液を少しずつ注ぎ、溶き伸ばします。

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マフィン型を使うのが簡単ですが、陶器のココットでもできます。小鍋でごま油を180度まで熱くして、大さじ1ずつ注ぎます。油が熱いうちに生地を注ぎ、200度のオーブンで10分間焼きます。

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焼き上がり。熱い油に生地を注ぐことで水蒸気が一気に蒸発するので膨らみます。これはドリッピングプティングという作り方でイギリスでもオーブンの性能が上がった近世に生まれた技法だそう。

味は甘くないシュー生地に似ていて、味があるわけではないので、グレービーソースなどを絡めて食べます。ソーセージをなかに入れて焼き上がるのもオススメ(Toad in the hole=穴のなかの蛙という名前の料理です)こういう外国の料理はたまにつくるとすごく面白いですよね。年末、時間があるときに是非。

撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!