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コーヒーの味はカップによって変わる

先日、IKEAで透明のコーヒーカップを購入しました。

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いわゆる保温、保冷効果の高いダブルウォールグラスという製品の仲間です。耐熱ガラスを二重にし、空気の層をあいだに挟むことで、時間を置いても結露しませんし、持つ手も熱くならないというメリットも。ガラスは熱伝導性が低いので、液体の熱が放熱されるのを防ぎ、熱さが長持ちします。

スープを入れてもいいかな、と買ったわけですが、とりあえずコーヒーを入れて飲んでみました。するとなんとなくいつもの味とは違う感覚が。

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さて、コーヒーの味はカップによって変わるのか、という研究があります。

2014年のフレーバージャーナルに掲載されたチャールズ・スペンスらの論文「マグカップの色はコーヒーの味に影響するか?」という論文によると透明なマグカップで飲んだほうがコーヒーが「甘く」感じられるとのこと。


逆に白いカップの方が「濃度」は濃く感じられるようです。これは内側が白いのでコントラストでコーヒーの色が濃く見えるから、と考えられています。逆にカフェラテにするのであれば透明なカップに注ぐよりも白いカップのほうが甘さが抑えられ、味が強く感じられる、というのがスペンス先生からの報告です。

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容器によってコーヒーの風味が変わるのは日常生活でも体験できます。例えばコーヒースタンドでテイクアウトを注文するとプラスチックの蓋がついた容器に入ってきます。そのまま味わうと鼻まで香りが届かないので、いつもよりおいしくなく感じます。(蓋をあけて飲みましょう)

コーヒーの味に影響を与えるのは色だけではありません。同じスペンス先生の研究にザラザラのカップとツルツルのカップで比較したものがあるのですが、前者はより「苦く」後者は「甘く」感じるそう。

普段の食器を変えてみると新しい味に出会えるかもしれませんし、料理をつくるプロは食器の色や口当たりまで考えて、メニューを組み立てたいものです。

撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!