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謎野菜シリーズ『マイナーズレタス&カーボロネロの花』

謎野菜シリーズです。いよいよ普通のスーパーでは売られていない野菜になってきました。今回、ご紹介するのは『マイナーズレタス』。

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まずは観察。マイナーズレタスは別名『冬スベリヒユ』。マイナーとは知名度が低い、ではなく、minerつまり鉱夫の意味。スベリヒユという名前からもわかるように雑草として生えている地域もありますが、食用としても栽培されています。

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葉っぱの形がハート形でかわいいです。やっぱりスベリヒユなので、加熱すると粘りが出てきます。なので、生のまま食べるのが正解。ザクザクと切ってサラダにしてみましょう。

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続いて登場する謎野菜はカーボロネロです。カーボロネロはいわゆる黒キャベツ。あきらかにアブラナ科の葉っぱの形状をしていますが、結球していないキャベツです。イタリアのミネストローネには欠かせない野菜ですね。繊維が強いのでクタクタに煮込んで食べるか、オリーブオイルで焦がし気味に焼いて食べるとおいしいです。

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今回、食べたいのはそのカーボロネロの花。今年は暖冬の影響が菜の花が早くに咲いた印象があります。いわゆる菜の花は加熱して食べますが、カーボロネロの花は生のまま食べてもおいしい部分です。この蕾のところがまた味がある。噛むとキャベツっぽい感じと、からし菜系の辛味がかすかにあります。カーボロネロ自体の料理はまた別の機会に。

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ザクザク切って混ぜました。葉っぱだけだとサラダとしての食感が頼りないので、薄切りにしたニンジンでクランチーな歯ごたえを加え、味のアクセントとしてトマトを足しました。サラダの味の組み立ては基本「葉物(この場合はレタス)」+「果実(この場合はトマト)」+「食感(この場合はニンジン)」です。食感の部分をナッツなどに変えるとコクが出ます。オリーブオイルの量は全体に絡む程度、今回は大さじ1。

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オリーブオイルが大さじ1入ったので、その1/3の酸味が入ります。つまり、小さじ1のビネガーやレモン汁です。塩を2つまみ加えたら、全体を和えます。

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ザクザク食べます。マイナーズレタスの葉はやわらかく、多肉植物のような噛みごたえが楽しい感じ。味はいわゆるレタスよりずっとマイルドです。栽培も簡単なようですし、これから流行るかもしれません。種を買えば自分でも育てられそうです。

撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!