cakes連載〈「 おいしい」をつくる料理の新常識〉第9回余談『紙蓋の作り方』
cakes連載の更新。今日のテーマは魚の煮付け。
煮付けは簡単な料理ですが、普及したのは砂糖が安価になった戦後でしょう。残肴(骨などの食べ残し)が出る料理は出すべきではない、と考えられている日本料理屋さんではあまり出さない料理なので、家庭料理の範疇に入ると思います。
家庭では水が多めで、料理屋さん風にするなら酒だけで炊きます。酒300cc、醤油50cc、みりん50cc、砂糖25gくらいでしょうか。でも、身がかために仕上がるので水が多めの配合の方がおいしい気もします。
落とし蓋をつかっていますが、作り方を紹介できなかったので、ここで解説。
キッチンペーパーを正方形に切って、それを半分に折ります。
もう半分に折って、これで四つ折り。
それを三角形になるようにさらに折っていきます。
もう一回くらい折りましょうか。
これでOK。
あとは鍋の半径にあわせてはさみできります。
こんな感じ。落とし蓋にするなら蒸気が抜ける穴を開けたほうがいいです。
紙蓋は結構、料理に使うと便利です。重みがないので魚や野菜が煮崩れにくいんですよね。
撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!