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メロン(柿)のアングレーズソース

よく熟したメロンは食後の水菓子にぴったり。けれどもただ切るだけでは満足感という点では今ひとつ。一工夫を加えてデザートに仕立てます。今日はアングレーズソースを添えてみましょう。

今はメロンの時期ではないので、熟したやわらかい柿で試してください。
アングレーズソース
牛乳 250cc
卵黄 2個
砂糖 40g(グラニュー糖)
バニラペーストまたはバニラエッセンス 少々
(あるいはバニラ棒 4分の1本)

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アングレーズソースを仕込みます。アングレーズソースはカスタードソースのこと。デザートの基本となるソースです。

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砂糖と卵黄をすり混ぜ、均一化させます。

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通常の作り方ではここにバニラを加えて温めた牛乳を加え、鍋に戻し、、、底をかくようにして弱火で加熱していく……というのが基本的な作り方です。卵黄に熱が加わることでとろみがついてきます。温度の目安は82度。これは卵黄の凝固温度よりもだいぶ高い温度です。(砂糖を加える事でだいぶ凝固をゆるめることができますが)この温度まで加熱することで卵の香りが強く出ます。温度が上がり過ぎると玉になる(スクランブルエッグ状)になってしまうので注意。

とろみがついたらボウルに移して、氷水に当てるなどして粗熱をとります。ところがかき混ぜながら加熱しなければいけないことから手間は手間です。湯煎器やスチームコンベクションオーブンがあれば安定した仕上がりを得ることができます。

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作り方はジップロックにすべての材料を入れたら、、、

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82℃にセットした湯煎器で20分間加熱します。

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多少長めに加熱しても温度は82度を超えないので安心です。

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卵に火が通ったら冷水で粗熱をとり、冷蔵庫で一晩寝かせます。このあいだに香りがソースに移ります。

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出来上がったアングレーズソースを切ったメロンにかけます。

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よく熟して柔らかくなったメロンにアングレーズソースがよくあいます。またメロンの香りがアングレーズソースに移るので、最後までおいしく食べることができます。最近、マニアの間では購入者が増えている湯煎器ですが、温泉卵や肉や魚だけに使うのは勿体無い調理器具。

また、出来上がったアングレーズソースはあまり日持ちがしないので、二日ほどで使い切るようにしましょう。それでは、また。

撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!