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野菜の切り方解説〜にんじん〜

基本シリーズ。今回は野菜の切り方です。

玉ねぎ、じゃがいもとやってきたので今回はニンジンを例にしてみました。にんじんで要領を理解すればきゅうりや大根など細長い野菜に応用できます。

皮むき

ニンジンの皮むきはまずヘタを落とすのが基本。ヘタを落とすと起点ができるので効率的に皮が剥けます。皮むき器は手前に向かって引いてますが、奥に向かって引いてもいいでしょう。現在、ふつうに流通しているニンジンの皮はすでに剥けているので、それ以上剥く必要はあまりないのですが、皮を剥いた方が見た目がよくなるので、どちらでも。

輪切り

ニンジンを端から輪の形になるように切っていけば輪切りです。厚みは用途にあわせて変えます。ニンジンの繊維は縦に走っているので、線維を断ち切る切り方です。定番の付け合せのニンジンのグラッセもシャトー(ラグビーボール型)に切るより、輪切りにした方がとろける食感が味わえます。

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半月切り

半月切りは輪切りを半分に切った形です。縦半分に切り、切り口を下に置き、端から切っていきます。やはり、厚みは用途にあわせて変えます。

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いちょう切り

半月切りをさらに半分に切った形がいちょう切りです。銀杏の葉の形に似ていることからその名前が付きました。縦四割にして、2つあわせて端から切っていきます。

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拍子木切り

拍子木切りは材料を3〜5cmの長さに切り、丸みのある部分を切り落として四角い形にしつつ、端から約4〜5mm幅に切ったものです。丸みのある部分を切り落とした方が仕上がりがきれいですが、端材が出ます。端材は出しなどに使ってもいいですし、そのまま料理に混ぜても大勢には影響しないので活用しましょう。動画だと第二関節で長さを測っています。自分の第二関節までの長さは一度測っておきましょう。

ちなみに拍子木切りと同様に切り、端から薄く切れば短冊切りになります。豚汁に入っているニンジンは短冊切りですね。

千切り

千切りはやはり材料を切り出し、丸みのある部分を切り落としつつ薄切りにし、それを重ねて端から薄く切っていきます。

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乱切り

乱切りは材料を90℃転がしながら切っていくだけです。乱切りにすると大きさが揃うので、和食ではよく登場します。

ニンジン、ちょっと硬い野菜なので、くれぐれも手を切らないように注意してくださいね。僕自身もまだまだ思い通りに切れない部分はありますが、包丁は慣れなので、今は上手にできなくてもそのうちできるようになります。

撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!