白菜と昆布のミルフィーユ煮
白菜と豚バラ肉を層にして、蒸し煮にした料理ってよく見かけますよね。あれはあれでおいしいのですが、昆布と白菜の組み合わせも乙なもの。
こういった料理をつくるのに大事なポイントは鍋の大きさ。14cm〜16cmくらいの小さい鍋がつくりやすいようです。
昆布は早煮昆布を使います。早煮昆布は食べるための昆布の俗称で、種類は様々。ガッガラコンブ(厚葉昆布)であったり、ナガコンブであったり、日高昆布だったり、真昆布の若いものだったりします。写真は真昆布ですが、どれも出汁というよりは食べるもの……とよく説明されますが、意外と出汁が出ます。ナガコンブはちょっとだけ苦味があるのが特徴でしょうか。
水で30分ほど戻してから使用します。
白菜を一枚一枚、剥がします。
昆布を挟んでいきましょう。
何枚か重ねたら、包丁で長さを揃えて切ります。
鍋に立てて並べていきます。
ぎっしり詰まったところで、さきほどの戻し汁を100mlほど注ぎます。白菜からたくさん水気が出るので加える水分量はかなり少なめ。
豚バラ肉と違って脂肪分がないので、有塩バター20gを角切りにしてのせます。バターを控えたい、という方は塩麹でも似たような風味になります。
蓋をして、中火にかけ、蒸気が出てきたら弱火に落とし、20分加熱します。
出来上がり。
煮汁がソースになります。昆布と白菜を一緒に食べると大人の味です。豚バラ肉のようなわかりやすいおいしさはないのですが、これがなかなかおいしい。昆布は資源の問題こそありますが、肉に代わる満足感が出せる食材ですよね。
撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!