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鳥居食品の究極の焼きそばソースを試してみた

鳥居食品は浜松市にあるソースの老舗。

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鳥居食品では年に一回「究極のソース」というシリーズを販売しています。

去年は原点回帰をテーマにした「ウスターソース」でしたが(それは実食できず)今年のソースは焼きそば用。限定200〜250本でもう入手できないのですが、今年はゲットできたので、試してみました。

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特徴は液体ソースと粉末ソースのダブル使いという点。粉末を使うことで麺に味がのりやすくした、というアイディアです。

液体ソースの方はカラメル多めの配合だそうですが、苦味はそれほど感じず、コクがあります。この少量の苦味が加わるとコクを感じるという味覚のメカニズムが面白いところ。

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液体ソースにはスパイスの香りを溶かし込んだ菜種油がブレンドされています。舐めてみるとかなりスパイシーな味です。オールスパイスと黒胡椒中心との記載がありました。どちらも焼きそばとは相性がいいと言われているスパイス。

YouTubeで予習。さて、作るか、と思ったのですが、イカが入手できず、、、ま、なしでいいか、と作りはじめました。普段、自分がレシピを書くときは「材料は全部揃えろ」的なことを書くのに、いい加減なものです。

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焼きそば 1玉(135g)
豚バラ肉 50g(しゃぶしゃぶ用薄切り)
キャベツ 60g

むむむ、レシピには油の記載がありません。フッ素樹脂加工仕様が前提のレシピなのですね、、、鉄のフライパンでつくりはじめてしまったので、ごま油を小さじ1追加しました。

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豚肉を炒めたらとりだして、キャベツを炒めます。イカがなかったのですがイカ天があったので少し入れました。

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真ん中をあけて、麺と水大さじ1を炒めます。

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途中でキャベツをかぶせて蒸し焼き状態にしました。

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粉末ソースを絡めてから、液体ソースを投入。粉末で味を液体で香りという感じでしょうか。

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出来上がり。試食してみるとあっさりして上品な味、という印象です。焼きそばは蒸し麺を使っているので、原理的にはソースが麺にはあまり入らず、表面にまとわりつきます。(ゆで麺であればパスタのようにソースが染み込むはず)なので、ソースの味や香りがストレートに出やすいのです。

実は以前、トリイソースで焼きそばを作ったことがあったのですが、それとは格段に香りが違いました。ソース単体を味見したときはスパイシーな印象があったのですが出来上がってみると強い印象はありません。穏やかな味、という印象です。

これだけマイルドな味であればむしろ麺を焼かずにソフトに仕上げても良さそうです。

マルちゃんの焼きそばが粉末ソースなのは野菜から出てくる水分を吸収して、水っぽくしないためらしいですが液体の方が絡みやすいというメリットもあります。どちらかを立てればどちらかが立たず。難しいものです。ただ、やわらかい麺の可能性も見えたので、最高の焼きそばの作り方もバージョンアップする必要がありそうです。

撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!