黒大豆でご飯をピンクに
大分の川上食品さんが販売している『発芽美まめ』。なんでも珍しい大分県産黒大豆クロダマルを発芽させたものとのこと。豆を発芽させることにはいくつかのメリットがあり、発芽によって大豆たんぱく質はペプチドやアミノ酸に分解されるためグルタミン酸は4倍に、GABAは11倍になるというデータもあります。
黒大豆の色素であるアントシアニンはpHを酸性にするときれいなピンク色に発色します。普段は炒った黒大豆でご飯を炊きますが、今日は発芽黒大豆で炊いてみます。
パッケージに書いてあったレシピでは黒米を入れて色を出していましたが、酢だけでどこまできれいに発色するか実験です。
黒大豆ご飯
発芽黒大豆 100g(普通の黒大豆なら30g)
米 2合
水 米と同体積
〈すし酢〉(作りやすい分量)
米酢 100cc
砂糖 大さじ5
塩 大さじ1
まずはすし酢をつくります。たくさんつくって瓶に入れておくと便利です。
単純に混ぜ合わせるだけ。ほっておけば自然に溶けます。
米を研ぎ、分量の水に浸します。あとから酢が入るので水加減はやや控えめ。もしも発芽黒大豆ではなく、普通の黒大豆を使う場合は軽く炒るか、100ccの水に浸して電子レンジに3分かけてやわらかくし、その煮汁ごとご飯を加えて炊きます。
ご飯が炊けました。
この状態ではくすんだ色ですが、すし酢を大さじ3加えて混ぜるとピンク色に変わってくる……はず。
酢を入れてから色が変わっていくのが楽しいご飯。ちなみに今回は酸味を活かしたいので後から酢を入れましたが、炊く前に分量の水の15%ほどをすし酢に置き換えて炊いてもきれいに発色します。
こちらのほうが仕上がりはきれいでした。
酢の味がきいた豆ごはんもおいしいですよね。
撮影用の食材代として使わせていただきます。高い材料を使うレシピではないですが、サポートしていただけると助かります!