マガジンのカバー画像

おいしさの新常識、スピンオフ

35
運営しているクリエイター

2018年11月の記事一覧

cakes連載〈「 おいしい」をつくる料理の新常識〉第24回余談「軽いパンケーキ ベーコン風味のメープルシロップかけ」

cakes連載の第24回。テーマはパンケーキ。 今回のパンケーキはベーキングパウダーで膨らませた。さらに軽くしたいという場合には卵の力を借りることになる。つまり、メレンゲを混ぜるのだ。 軽いパンケーキ 材料 小麦粉   100g グラニュー糖 大さじ2 塩     ひとつまみ ベーキングパウダー 小さじ1 卵     1個(卵黄と卵白にわける) 牛乳    100cc その前にベーコン風味のメープルシロップをつくる。これはイギリスのシェフ、ヘストン・ブルメンタールのアイ

cakes連載〈「 おいしい」をつくる料理の新常識〉第23回余談「里芋のそぼろ煮の作り方」

cakesの更新。今日のテーマは鶏そぼろ。 鶏そぼろはお弁当の定番。炒り卵と一緒にして、二色の丼にすることが多いけれども、今回は親子丼に仕立ててみた。 とろとろの親子丼のコツは「蓋をしない」こと。蓋をしてしっかりと火を通すとふんわりと仕上がるので好みだけれど、ご飯との一体感は蓋をしない半熟タイプの方が上。ちなみに親子丼を考案した人形町玉ひでの厨房には蓋がないので、このタイプがやはり王道と思われる。 谷崎潤一郎が贔屓にしていたかしわ料理屋としても有名ですよね。 鶏そぼろ

cakes連載〈「 おいしい」をつくる料理の新常識〉第22回余談小松菜の辛味成分はどこまで引き出せるか?

cakesの更新。副菜系はPVが低いことが判明しているので、皆様よろしくお願いいたします。 で、おひたしです。お浸しは青菜を茹でて醤油をかければいいのですが、保存を考えると色々と工夫する必要が出てきます。また、軸は残すのがセオリーですが、実は切り落としたほうが格段に長持ちします。土には細菌が多く棲んでいるため、ですね。 下記のような記事も載せたことがあります。 さて、今回の余談は写真の小松菜料理の試作に失敗した話です。この小松菜。アブラナ科の野菜ですから、辛味成分を持っ

cakes連載〈「 おいしい」をつくる料理の新常識〉第21回余談『豚肉じゃが』

cakesの連載の更新。テーマは『肉じゃが』 肉じゃがの肉といえば関西圏では『牛肉』、関東圏では『豚肉』が一般的。境界線はかなり曖昧ですが愛知までは豚肉という感じ。この境界線は関東と関西の味付けの境界線とほぼ重なります。とはいえ関東の人も牛肉を使った肉じゃが、食べますけどね。どっちだって別にいいのです。おいしければ。 最近の料理研究家の方に関西圏出身の方が多いせいか、牛肉の肉じゃがのレシピが一般化した感もありますね。いつのまにかテレビに増えていたよしもと芸人みたいな感じか