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6月は、偉大なハワイの父 カメハメハ大王を讃える行事が目白押し!2024年イベント情報

6月11日は、カメハメハデー

Hawaiʻi State Archives

6月11日は、ハワイ王国を建国したカメハメハ大王を称える「カメハメハデー」。1871年12月22日、大王の孫にあたるカメハメハ5世が初代国王を称え、6月11日をハワイ州の祝日に制定し、その翌年1872年から「カメハメハデー」としてハワイの祝⽇となりました。この日は、各地で様々な行事が毎年開催されています。

オアフ島ではダウンタウンにあるカメハメハ大王像にレイを捧げるレイ・ドレーピング・セレモニーやイオラニ宮殿からカピオラニ公園までのフローラルパレードは有名な伝統的行事です。カメハメハデー制定151周年を迎えた今年のテーマは、「E ala e nā kini o ka ʻāina! (Arise all people of the land!) 立ち上がれ、ハワイの人々」です。
今回は、初代カメハメハ大王について、そして、「キング・カメハメハ・セレブレーション」のイベント情報含めてご紹介します。

カメハメハ大王って?

カメハメハ大王は、推定1758年ハワイ島カパアウの町で誕生。そして1795年ハワイ島からマウイ島、オアフ島までを支配しハワイ王国を建国、国王に即位しました。その後1810年、カウアイ島までの8つの島全てを統一したハワイ王国の英雄です。

1795年4月オアフ島ワイキキからカハラにかけて多数のカヌーでカメハメハ大王の大軍は上陸し、その後オアフ島ヌウアヌパリで、ハワイ全島を制覇する最後の戦いを繰り広げ勝利しました。そのオアフ島にカメハメハ大王の大軍が上陸する様子は、「ロイヤルハワイアン ラグジュアリーコレクションリゾート ワイキキ」に展示されているハーブ・カネ氏の絵画からも知ることができます。絵画をよく見ると槍や銃を持って上陸する様子がわかりますね。(上の写真)

カメハメハ大王が最後に過ごしたハワイ島カイルアコナにあるアフエナ・ヘイアウ

アフエナ・ヘイアウ Hawaii Tourism Authority (HTA) / Tor Johnson

大王が最後に過ごしたのが、ハワイ島カイルア・コナにある「コートヤード・キング・カメハメハ・コナ・ビーチ・ホテル」の目の前にあるアフエナ・ヘイアウ。この一帯は、カマカホヌと呼ばれる王族居住地です。

カメハメハ大王は、1812年よりこの地で暮らし、アフエナ・ヘイアウを再建し平和と豊穣の神ロノを祀りました。そして1819年5月8日早朝、このアフエナ・ヘイアウで死去したと言われています。

現在あるヘイアウの建物は、1978年ハワイの文化を見直す活動「ハワイアン・ルネッサンス」が起こった後、当時の2/3のサイズで復元され、今では国定歴史建造物に指定されました。

コートヤード・キング・カメハメハ・コナ・ビーチ・ホテル カイルアコナ1階には、歴代の王の肖像画をはじめ、関連する絵画が展示され、まるでプチミュージアム。

カメハメハ大王とリホリホ王子(カメハメハ2世)

こちらも、ホテル1階にある絵画。これは歴史画家であったハーブ・カネ氏がカメハメハ大王とリホリホ王子を描いたもの。 右側中央のグレーヘアで、白いカパ布を着用している男性がカメハメハ大王、そして隣の黄色の羽毛マントを着用しているのが、息子のリホリホ王子(カメハメハ2世)。絵画中央にあるのが、アフエナ・ヘイアウです。

カメハメハ大王像前でセレモニー

6月11日のカメハメハデーを祝して、カメハメハ大王像前でセレモニーが開催されます。カメハメハ大王像は、ハワイには3つあるのはご存じですか?その3つとは、オアフ島ダウンタウンのイオラニ宮殿前、大王生誕の地であるハワイ島カパアウ、そしてハワイ島ヒロです。ちなみに4つ目は、アメリカの首都ワシントンDCのキャピタルビルにあります。

2024年のレイ・ドレーピングは6月7日(金)

Stephen C

カメハメハ⼤王にレイを捧げるレイ・ドレーピングの儀式は、6⽉11⽇に近い⾦曜⽇に行われます。儀式では、ハワイ州の団体によってフラやチャント(詠唱)を行い、レイが捧げられます。オアフ島のカメハメハ⼤王像に献上されるレイの⻑さはなんと約30フィート(約1.5メートル)。このレイには、天然のお花のみを使⽤することが指定されています。
今年は、6月日(金)13時から行われます。

フローラルパレードは6月8日(土)9時からスタート

Stephen C

レイ・ドレーピングの翌⽇、オアフ島で開催されるフローラルパレードは、イオラニ宮殿前のキング・ストリートから9時にスタートし、カラカウア通りを通過し、終着のカピオラニ公園まで続きます。

パレードでは、カメハメハ⼤王をはじめとする王族、戦⼠たちを模した⼀団が乗る⼭⾞、トロピカルフラワーで飾られた多数の⼭⾞、王国時代の騎⾺⽤の⾐装に⾝を包んだ⼥性達(パウライダー)、さらにはブラスバンドで、パレードを盛り上げます。

今年でカメハメハ大王1世の没後205年です。200年以上たった今でも、彼の英雄が受け継がれているのはすごいことですね。今でもハワイの様々な場所で、カメハメハ大王に触れることができます。是非ゆかりある場所を巡るのも楽しいですね。

イベント詳細:https://sfca.hawaii.gov/resources/king-kamehameha-celebration-commission/


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