10年のウツをこうして乗り越えました。

僕は8年前電車に乗れませんでした。だけど、どうしてもこんな状況は嫌だと思って、心理学の勉強を始めることにしたんです。電車に乗れないのに、電車で1時間半以上もかかるスクールに通うって決めて、通い始めたんです。

8年前に受けた講座は、当時何の事だかわからないことが、半分。いやそれ以上あったような気がしていて。最近再受講に行っています。

久しぶりの再受講は感じる事が沢山あり。昨日も自分の核に触れるような体験がありました。

この仕事を通して、どんな世界を作りたいのかというお話しです。

元気な時の僕の事しか知らない人にはビックリされるのですが。うつ病ニート時代というのが10年ほどありました。その時に苦しい事。辛い事がいっぱいあったのですが。どれだけ時間が経ってもこれが1番辛かったという瞬間は僕の中に刻まれています。

当時お付き合いしていた彼女の妹さんが、自殺しちゃったんです。そのお葬式の場面を忘れる事ができません。3月初めの。小雨の降る日の事でした。昼間は少しだけ暖かくて。でも、まだまだ寒い日の事でした。階段が雨で濡れて。いつもの階段が物凄く冷たく感じた。その雨の感じと。雨で濡れた階段と。あの空気と。その日の事は、もう13年経つ今でも鮮明に覚えています。そして、きっとこれからも僕は忘れることはできないし。それは僕にとって必要なことだと思っています。

ただ、僕は今、こうしてメチャクチャ元気になりました。勿論ここまで来るのに大変な事も沢山あったし。すぐにこんなに元気になったわけでもないし。海外にまで勉強しに行ったし。勿論、悔しい思いも沢山したし。

だけど、こうして元気になってみて思う事は、
1、あの時、妹さんは何故死んでしまったんだろう。
2、妹さんの死から、もし何か得られる事があれば、何を得られるだろうか?

というような事を考えました。
1つ目は自分で考えたと思います。2つ目は心理学を学ぶ仲間から質問されたことです。

1つ目の問いに対する答えは、いくら考えても、正しい答えを今知ることはとっても難しい。特に正解がないもので。

2つ目の問いに対する答えは、これも正解はないけれど、これから僕が生きていくあたって、とっても大事な質問だろうなぁと思って、2番目の質問に対する答えを考えるようにしました。

そして、この問いに対する答えはきっと、これからも変わっていくかもしれないけれど。大筋で変わることはないと思います。

自分がこうして、元気になったという事を伝えるため。

それが僕の中で出てきた答えです。
僕は、元気になりました。うつ状態から抜け出す為にどんな風にしたらいいのか?ということを、もう物凄く勉強しました。自分自身が本当にメチャクチャ困ったし。何に困ったというと。特に自分だけが生き残ってしまったという罪悪感というのはとっても大きなもので。それを埋める為に本当に必死で勉強してきました。

だって、僕は生きてるんで。何でもできるな!って思ったんです。

最初の頃は、亡くなった妹さんの分まで頑張って生きよう!みたいな風に思っていて。これは苦しくなっちゃったんですね。生き残った罪悪感から逃れようとする為に頑張るみたいな感じがして。ゴールがないというか。どうやっても達成されないような。無理なレースに取り組んでしまっていたな。というような事に気付きました。

その辺りから色んな事が変わり始めて。じゃーどうしたらいいんだろう。という事を考えて実践するようになりました。それが多分ここ数年の話しです。それから、自分自身の人生がだんだん好転しはじめて。今では凄く元気になりました。元々、うつ状態で、20代あんまり働いた事もありませんでした。という話をしても、本当ですか?というように聞かれることがほとんどです。

そして、元気になってみて思う事。しんどかった時の自分に伝えたい事が沢山あるなって思ったんです。それを、できるだけ多くの今困っている人に伝えたい。伝えて、共感してくれる人が1人でも出てきてくれたら凄く嬉しいし。1人でも多くの人に、こうして元気になった人がいるということを伝えたいなぁと思いました。

今では海外に研修に行ったり。大学で授業のお手伝いをしたり。起業家の友達の事業を手伝ったり。それから本業としては、自分自身が受けて凄く良かったカウンセリングを提供させて頂く側になっています。

23歳の春。僕は無力で。何もできることがありませんでした。もしかしたら、今も無力である事はそんなに変わってないかもしれません。だけど、僕のこの経験談に触れて会ってみたい。話を聞いてみたいと思ってくださった人がいて。そんな人の中に元気になって、これまでと違う人生を歩き出している人がいるという事を知って欲しいなぁと思うんです。

そして、へー。そんな人がいるんだ!だけじゃなくて、あなたの人生も一緒につくって行けたらなぁって思います。いや。本当に。なんかいい話し聞いたなぁーじゃなくて。一緒に作っていきませんか?

電車に乗れなかった8年前そうやって、自分の未来を変えたくて、飛び込むことには凄く勇気が必要だったけれど。飛び込んで良かったな!って心からそう思います。だから、少しつづでも、新しい情報に触れて一緒に未来を作って行けたらと思います。

こうして僕は人生を変えた。ということを少しずつ文章にしていきます。

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