カウンセリングをしていると、「これまで誰にもはなしたことがなかったんです。」というような話が結構よく出てくる。

もう本当に色んなことがあって。病気。介護のこと。中絶。不倫。いじめられたこと。不妊治療。家族から受けた暴力。性的虐待。兄弟との葛藤。これから先の人生の悩み。ありとあらゆる、お悩みを聞くことがあります。

そんな時、どんな風に聞いているかというと、まず、心がギュって締め付けられるような感覚を感じることがあって。その時に、感じることは「それだけのことを僕に話してくれたんだから、あなたは、絶対乗り越えられる!」という全く何の根拠もない確信です。

きっと。カウンセリングを受ける前に。色んな事を思って。それでも、乗り越えたいと思って、専門家に助けを求めるって。人生の中でもそんなに沢山あることではなくて。きっと一大決心をして来られると思うんです。特にそれが最初の一歩の場合。とってもハードルが高かったり。

後は、傾聴型のカウンセリングで、1時間5千円とかを何回も受けたけど全然良くならなかった。というケースとか。カウンセラーに、それはあなたが決めるしかないですね。と冷たく言われたというケースとか。それが決めらへんからカウンセリングに行ったわけで。

どこで、トレーニングを受けてきたカウンセラーだ!とものすごい怒りを感じますが。キレイなホームページを作って。資格持ってます!カウンセラーが沢山在籍してます!みたいな。雇われカウンセラーさんにまぁまぁ多いような気がしていて。僕みたいな個人でやっているところは、そんな対応絶対ないと思っているのですが。その辺り、リテラシーがないとホームページの見た目。後は金額。1回5千円ぐらいなら。という基準で選ばれて。1年で50回ぐらい通ったのに何にも良くならなくて、僕の所にきてもらったら、1回で良くなるはさすがにないですが、10回ぐらいで改善するとかは全然珍しくないお話で。何だかなぁということを思ったりもします。

ちょっと話がずれましたね。

その、10年間。誰にも話せなかったこと。みたいなものをお聞きした時に、それをどうやって乗り越えていくのか?みたいな話になった時に。今日は知識レベルの話になるのですが、これは絶対に知っておいて頂きたい感情についてのお話をさせて頂きます。

何か解決できないお悩みがあるとき。そこには感情的な痛みがセットになっていることがほぼ確実にあって。その感情に対する間違った知識があるために、悩みが解決されないまま続いているというケースはめちゃくちゃ多い。いや。ほぼ100%それだと言っても、過言じゃないと思います。

1、感情は我慢しないことが大事
2、感情には本物と偽物がある

この2つの事に絞ってお話しさせて頂ければと思います。

1、感情は我慢しないことが大事

「男なんだから泣くな!」というような言語のメッセージだったり。「女なのに怒るなんてよくない!」というようなメッセージだったりで、感情は我慢しなければいけないものなんだ。というような思い込みが作られるケースというのはよくあるもので。特定の感情を我慢するようになるというようなことはよくあるお話しですね。

ネガティブな感情は感じないほうがいい。というのも、その中の1つかもしれません。ただ、そんな風に我慢していると。いつか爆発します。それはウツみたいなカタチになることがあれば。ご飯の味を感じないとか。色んな体のメッセージとして、表に現れてくることがあります。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?