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羅臼の遊び方

羅臼は、北海道の最東端に位置する知床半島の町です。 世界自然遺産に登録された知床の壮大な自然や、オホーツク海の豊かな海産物、北方領土の国後島の眺望など、魅力的な観光スポットがたくさんあります。 今回は、羅臼で人間らしく最高に素晴らしい旅を楽しむためのおすすめプランをご紹介します。

まずは、羅臼ビジターセンターで知床の自然や歴史について学びましょう。 羅臼ビジターセンターは、知床横断道路沿いにあり、入場無料です。 シャチの骨格標本や、知床の動植物の展示、北方領土の資料などが見られます。 また、羅臼ビジターセンターから徒歩3分ほどのところには、羅臼間欠泉があります。 約1時間毎に噴き出す間欠泉は、高さが10メートルほどにもなり、迫力満点です。 噴出の予想時刻はビジターセンターに掲示されていますので、チェックしておきましょう。

次に、知床の海を満喫するために、クルーズ船に乗りましょう。 羅臼港から出発するクルーズ船は、知床半島の断崖絶壁や、海岸に出没するヒグマやエゾシカなどの野生動物を間近に見ることができます。 夏はクジラやシャチ、イルカなどの海洋生物も見られることがあります。 クルーズ船は、大型の観光船や、小型の漁師さんのボートなど、様々なタイプがありますので、好みや予算に合わせて選びましょう。

クルーズ船から戻ったら、羅臼のグルメを堪能しましょう。 羅臼は、ウニやカニ、イクラなどの海産物が有名です。 特にウニは、最高級の羅臼昆布を食べて育つため、日本一贅沢なウニと言われています。 羅臼のウニは、生でも焼いても美味しいですが、ウニ丼やウニソフトクリームなど、様々な料理で楽しむことができます。 また、羅臼の名物としては、鱈の白子や鱈の卵、鱈の肝など、鱈の部位を使った料理もおすすめです。 鱈は、冬に流氷に乗ってやってくるため、身がふっくらとしています。 鱈の白子は、鱈の精巣で、とろけるような食感と甘みがあります。 鱈の卵は、鱈の卵巣で、プチプチとした食感と濃厚な味があります。 鱈の肝は、鱈の肝臓で、コクと旨みがあります。 これらの鱈の部位は、刺身や焼き物、煮物、鍋など、様々な料理で味わうことができます。

食事の後は、羅臼の温泉でゆっくりと癒されましょう。 羅臼には、熊の湯やセセキの滝など、自然に囲まれた温泉があります。 熊の湯は、羅臼川のほとりの森の中にある秘湯で、地元の愛好家の方々が管理しています。 泉質は含硫黄・ナトリウム・塩化物泉で、肌に優しく、疲労回復や美肌効果が期待できます。 セセキの滝は、道路沿いにある滝で、その近くに温泉があります。 泉質は含鉄・ナトリウム・塩化物泉で、赤茶色のお湯が特徴です。 血行促進や冷え性改善などの効果が期待できます。 これらの温泉は、男女別の浴槽がありますが、脱衣所やシャワーなどの設備はありません。 また、入浴料は無料ですが、清掃や管理のために募金箱が設置されていますので、適当な金額を入れておきましょう。

羅臼の夜景を楽しみましょう。 羅臼は、人口が約5000人ほどの小さな町ですが、その分、夜空には星がたくさん輝いています。 羅臼国後展望塔や羅臼神社など、高台から見ると、天の川や流れ星など、美しい星空が見られることがあります。 また、冬の時期には、オーロラが見られることもあります。 オーロラは、太陽の活動や地球の磁場などの影響で発生する現象で、緑や赤、紫などの色が空に広がります。 オーロラは、予測が難しいため、見られるかどうかは運次第ですが、見られたら幸運です。

羅臼の旅は、まだまだ終わりません。 羅臼には、他にも見逃せない観光スポットがあります。 例えば、羅臼湖です。 羅臼湖は、知床半島の中央にある湖で、周囲は約25キロメートルあります。 羅臼湖は、水がとても澄んでいて、湖底まで見えることがあります。 羅臼湖では、カヌーやカヤックなどのアクティビティを楽しむことができます。 湖の上から見る知床の山々や森は、圧巻です。 また、羅臼湖の周辺には、ヒグマやエゾシカ、エゾモモンガなどの野生動物が生息しています。 野生動物との出会いも、羅臼の旅の醍醐味の一つです。

もう一つのおすすめスポットは、羅臼岳です。 羅臼岳は、知床半島の最高峰で、標高は1661メートルです。 羅臼岳は、活火山で、噴煙が上がっていることがあります。 羅臼岳には、登山道が整備されており、登山客が多く訪れます。 登山道は、樹林帯や草原帯、火口帯など、様々な景色が楽しめます。 登山道の途中には、羅臼温泉や羅臼小屋などの施設もあります。 羅臼岳の頂上からは、知床半島やオホーツク海、国後島など、360度のパノラマが見られます。 羅臼岳は、羅臼の自然の象徴です。



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