見出し画像

いよいよ運行終了。381系やくも号

こんにちは!いろはです。

今回はタイトルにあるように、特急やくも号の紹介です。
一時はトラポテnoteのアイコンにもなっていた381系やくもは、2024年4月6日の273系新型やくものデビューから順次数を減らし、6月15日(土)のやくも1号出雲市行をもって定期運行を終了します。
定期運行終了後も臨時として入ることもあると信じたいですが、今までのように見られるのはもうあと少しです。

ということで、今回は381系やくものご紹介です。最後までお付き合いください。


381系とは

381系は、国鉄が1973年に製造を開始した特急型車両です。
1982年にかけて277両が製造されました。

高い位置に運転台があり、アルミニウムの車体にもかかわらず、国鉄特急色で塗装されているのが、国鉄らしさ、いかにも特急車両だ!という雰囲気を漂わせています。

国鉄色の381系やくも
運転台が高い位置にある。

そんな381系の走行性能として、なんといっても特徴的なのが「自然振り子式」の振り子装置です。
振り子装置は、カーブでなるべく減速せずとも安全に走行するための設備です。
「自然振り子式」の381系は、最高で5度ほど車体を傾けて走行します。
ただ、「自然振り子式」は、カーブにならないと車体が傾かず、直線に戻ってからもしばらくしないと車体が元の角度に戻らないという欠点があり、これが乗客をはじめ乗務員も酔ってしまうという問題がありました。
癖になる(?)乗り心地ではあったのですが、より快適な移動をするため、現在は「制御付き自然振り子装置」などが主流となっています。

この記事で紹介する伯備線「やくも」号の他には、中央西線「しなの」、阪和線・紀勢線「くろしお」を中心に、JR西日本管内の通勤特急や新車納入前のつなぎ車両としても活躍しました。

車内の紹介

さて、もう残り僅かな期間しか残っていない「381系ゆったりやくも」の車内を紹介してみます。将来的には記録になっていればうれしいです。

座席
分厚くてしっかりとしている座席です。長時間座っても苦痛を感じません!
腰まわりを包み込んでくれる感覚が気持ち良いです。

テーブル
正面の大きいテーブルと肘置きから出すタイプのサイドテーブルがあります。サンダーバードなどと同様ですね。


シートピッチ
新幹線のような感じで、けっこう広いです。
身長170cmないくらいの僕ですが、余裕で足をのばせました。

その他
天井まわりはこんな感じ。
スリムな荷物だなに見えますが、容量は十分だと思います。

トイレ・洗面台の写真は見つからず…
けっこう揺れていたので撮らなかったような記憶です。ほかの方の動画等を見ていただければと思います。
ただ、エチケット袋がいっぱい置いてあったのはとても印象に残っています。

ありがとう、伯備線381系

最初に書きました通り、381系やくも号は6月15日(土)のやくも1号出雲市行をもって定期運行を終了します。
特に、パノラマグリーン車を連結した編成は、4月5日をもって運行終了、国鉄色・リバイバルグリーン編成は6月15日をもって運行終了です。

1981年に製造がはじまり、約40年にもわたり、陰陽連絡線一の特急「やくも」号を支えてきました。

最後の国鉄特急形電車としてかっこよく活躍してくれて、トラポテ初期のころを様々支えてくれて、本当にありがとうございました。


記事→いろは


新型も楽しみですね…また紹介します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?