30 Day Song Challenge Day 29

Day 29 A song I remember from my childhood(子どもの頃から知っている曲)

〇桃色片想い/松浦亜弥

ハロプロから2曲目。あややとかモー娘。は子ども時代を思い出しますね。最近になってももちがカバーしてるやつも好きでした。カウボーイハットがかわいい。これ歌ってみるとわかるんですけど意外と難しい曲なんですよね。あややってほんとに歌がうまいんだなあと実感する一曲。

よく考えたら恋も何も知らなかった頃だと思うんですよ。ハロプロなんか聴いたって何言ってるか全然わかんなかったと思うんですよね。アイドルってすごい。キャッチーなポップスってすごい。何言ってるかわかんなくても届くもんなんですね。でもわりとこういう歌謡曲を通じて、子どもって恋愛の何たるかを学んでいくみたいなところがあると思うんですよ。親は教えてくれないし。学校でも習うわけじゃないし。テレビは恋の教科書だからこそ、テレビに映るコンテンツ作る人は細心の注意を払ってほしいところです。テレビみたいな恋愛観とか、AVみたいな性愛観しか持てずに大人になってしまった悩める子羊のような大人たちのなんとかわいそうなことよ。
でもつんく♂の書く詞はみんなリアリティと程よいデフォルメのバランスが取れていて好きです。信頼と実績のつんく♂。この人こそ青少年に恋愛を説いてほしい。ステレオタイプをみだりになぞらない、でもどこか共感できる、それでいて自己肯定感溢れるエネルギッシュな恋愛の描写にいつも頭が下がります。あとこの曲に関して言えば、「胸がキュルルン」とかかわいらしい擬音もポイントになっていると思う。なんか楽しいことがこれから始まるぞ、というわくわく感が、何も理解してなくても勝手に伝わるから、きっと人を好きになるって楽しいことなんだろうなあって思える。幸せになる曲です。
あれから色んな恋もしたけど、この曲の頃みたいなまっさらな気持ちにはもうなかなかなれませんね。久しぶりに全部忘れて誰かを好きになってみたい今日この頃です。