最近の𝕏(旧Twitter)のヘッダー画像の変遷について

2024年8月8日 23:21

天王星１

2022年の正月からのヘッダー画像は天王星ということで、まずCGで作ったものから……リングが黄道面に対してほぼ垂直というのが天王星の特徴で、以前の土星のヘッダー画像でもリングを縦構図にするのが斬新な感じで気に入っていました。
天の川が背景なのは星が少ないほぼ真っ黒の背景だと寂しいので、背景の派手さが欲しかったというのがあります。

天王星２

このヘッダー画像はシュールレアリスム（surrealism）に走ってます。CGと言えばCGですが、天王星と荒れた海というあり得ない組み合わせをリアルな画像で生成しています。天王星も現実のものより土星寄りのリングの形状でハッキリ言って天王星には見えません。
もしこういう光景が天王星の衛星から見えたら素晴らしいですけどね……

説明1

技術的な説明をすると、Microsoftの「Image Creator」で元となる正方形の画像を生成してから𝕏のヘッダー用に3:1比率まで横をAdobeの「Firefly」で拡張生成した後、「Photshop」で細かい修正を入れています。

天王星３

もう前回のヘッダー画像に飽きた訳ではないですが、Stable Diffusionによる画像生成AIの可能性を感じて、𝕏のヘッダー画像が並ぶ美術館という設定はどうかだろうか？と思って作成しました。中央に前回のヘッダー画像、左右にはMicrosoftの「Image Creator」で作成したヘッダー画像には不採用だった天王星のAI画像。

左右の天王星は現実の天王星に寄せた画像だと思うのですが、ヘッダー画像として不採用にしたのは3:1比率のヘッダー画像にすると横方向が地味だということでした。

後は美術館風にするために屋内であること。そして絵を見ている女性というプロンプトを入力してStable Diffusionで延々と画像を生成し続けました。画像の採用条件は真正面になるような構図であることで、斜めの壁面構図は画像を貼るのが難しくなるのと、絵を多数用意する必要があるので避けました。

説明2

Stable Diffusionの特徴として横長画像だと「女性１人」とプロンプトでいくら指定しても２人以上生成されるのが普通です。2:1の比率で作って真正面のものを選びますが、意外に苦労したのが壁面にある元の絵の入れ替えでした。
採用したのは右側の女性で左側の女性と絵はいらないのでAdobeの「Firefly」と「Photoshop」で消し去りました。今度は上下左右が足りないのでまた「Firefly」で拡張生成します。

説明3

惑星の縞模様が妙にうねっているところが生成AIっぽいです。画像生成AIは今のところ綺麗な幾何学模様は不得意なようです。

説明4

背景に天の川があるのもいいし、手前の衛星もチタニア風で綺麗な構図になっています。この正方形画像だと悪くないんですけどね……

天王星４

前回のヘッダー画像に不満があったので、すぐに差し替えたのがこちらの画像。どこが不満だったかと言うと

天井照明が不均一過ぎる。また黄色味がかっている。
床面に絵の写り込みが無い
女性が左側にいることでPCのブラウザで見るとアイコンと重なる
妙に単調な感じ

そこで美術館と女性もStable Diffusionで生成し直しました。壁面を真っ白、前回と違う雰囲気にしたかったので女性も前回は40歳で今回20歳とプロンプトを変えました。それにしても絶対１人で画像生成されないのがStable Diffusion。今回は3人生成されましたが、一番右側の女性を残して後は例のごとくAdobeの「Firefly」で消し去りました。
これで𝕏のヘッダー画像を作ると画像は3枚から2枚に減らさざるを得なかったので、左側の天王星の輪の画像は入れないことにしました。

天王星５

また飽きた、訳ではなくて右側の女性の姿勢が左に傾いている不安定さを感じていたので、何とかしたいと思っていました。
そこで今回は和服の女性にしたらどうか？と思ってStable Diffusionによる画像生成ではなくてFireflyで女性を入れ替え生成することにしました。

しかし着物(Japanese kimono)を指定しても浴衣になってしまうのが苦労の始まりでした。着物に合わせる白足袋や草履というのはFireflyでは生成不可能だったので、足元はかなり誤魔化して作成しています。

また今回のヘッダー画像は前の女性の背丈に合わせて生成したので、逆に壁の絵が大きくなったように感じられますが、まぁ許容範囲でしょう。
ヘッダー画像を作ってみると『和服の女性が大きな画像を見ている』というのはシャープAQUOSテレビのCMみたいです。女性は吉永小百合さんなのでしょうか？

まとめ

まだまだ続きそうな美術館シリーズですが、今度は屋外や宇宙船から見た画像にしても面白いだろうなと思っています。
アイコンのように良く見られる画像ではなく、ヘッダー画像は本人のページまで来ないと見られないので地味なのですが、気付かない間に色々変えて楽しんでいます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？