今日も街を一人歩くヨル。何年経っても変わらない景色と変わらない子どもの声。変わらないピンク色の花びらが舞い、今年も変わらない、私 ヨルが歩いている。たったひと…
たとえば、月の上でお気に入りの本を読んだり 詩を朗読したりする そこには、どんな世界が広がっているだろうか どんな気持ちで どんな感触で 月に触れるだろうか 物語…
toka - 🌙
2024年6月21日 01:49
今日も街を一人歩くヨル。何年経っても変わらない景色と変わらない子どもの声。変わらないピンク色の花びらが舞い、今年も変わらない、私 ヨルが歩いている。たったひとつ 途切れてしまった景色は、あの日の夜。ヨルはさらわれたかった。ヨルは夜にさらわれて、あの日をもう一度確かめたかった。 あの日の夜は冷たい空気の膜に包まれていた。昨日の風で散ってしまった桜の花びらが地面を覆い、私たちはその地面を踏みしめ
2024年6月20日 01:57
たとえば、月の上でお気に入りの本を読んだり 詩を朗読したりするそこには、どんな世界が広がっているだろうかどんな気持ちでどんな感触で 月に触れるだろうか物語は果てしなく永遠に 想像の世界を膨らませるとっても自由だ 心をちょっとふわっとさせて私が あなたが創る そのいのちに ぐうんと愛を吹き込むと「たとえば」で始まる世界が きらめく私が”翻訳”というジャンルに興味を持ったのも、「