私がオバさんになっても…
森高千里がこんな歌を歌っていた。
もう森高千里も(おばさんに見えないけれど)おばさんなら、私もおばさんである。
自分ではちっとも変わった気はしていないけど、49歳。
演劇の人たちは実年齢より若く見える人しかいないので、昔から実年齢のちょうど良さがわからない。
年齢ギャップを色々言われるのと、自分割と大人ですよ…みたいな感じというかどういう感情かはちょっと今ではわからなくなってしまったがこんなことを口にしたり書いたりしていた。
「結構なBBAですよ」と。
大抵はそう見えないです。と返される優しさが溢れているのだけど、ある時Twitterでこういう文章を目にした。
「自分で自分のことをババア扱いするのはいいけれど、それを見ている後輩が自分もその年に
なったら自分を卑下するようなことをしないといけないって思わせるのは良くない」
確かに。
私が二十代の頃に大人だった女性の人たちは、役なども年齢をギャグにしたようなイイ年してとかみたいなシチュエーションで台詞を言ったり言われたり、プライベートでもそんな感じだったり。
当時はなんとなく大人になったらいじられるん?
って思ったけど、男性はそんなシチュエーションないもんな。
そりゃそうだ。
書いてるのが男性作家や男性演出家だと、大人気ない男の少年性とかええ感じに書くもんな。
まあ、年齢に一つもツッコミ入れられたくない。とかではないけど執拗にギャグにする意味もわからんなと思ってる。
なので自分で自分に呪いをかけるのはやめにした。
ただでさえ小劇場は気付くと40代から50代の役者いっぱいおるのに、女優は奥さんや誰かのお母さんとかもうええやんなって思う上に、自分で自分を普段から卑下せなあかんの?かなーって。
40や50になってもいろんな役があるなら年齢重ねても楽しいなって思ってもらえる現場にしたいよね。
誰だって年はとるもん。
ってそういうこと最近考えている。
おばさんになったからかもしれんけどね。考えるのはええと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?