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創世記:12章1-20節/13章1-18節解説

まとめて一気に行きますね。

第12章1-3の解説

12:1時に主はアブラムに言われた、「あなたは国を出て、親族に別れ、父の家を離れ、わたしが示す地に行きなさい。 12:2わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大きくしよう。あなたは祝福の基となるであろう。
12:3あなたを祝福する者をわたしは祝福し、
あなたをのろう者をわたしはのろう。
地のすべてのやからは、
あなたによって祝福される」。

口語訳聖書:©️日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1954,1955

解説:
神(外)がわざわざ家族と離れろと言う理由がわかりません。家族を大事にするようにという話を神(外)から聞いたことはありませんから、別に注視してないと思いますよ。
人の持つこの思想は別のところからかな。

親族や父の家(家の主人は男性。家を守るのは父親の仕事という考えからなのか?男性優位の刷り込みなのか?)こんな言い方はしないでしょう。

「大切なものを犠牲にして神の言葉に従順でいれば祝福されるよ!」的なイメージですか?
解説の難しいお題ですね、、そんなのケースバイケースですよ。
仕事を投げても受け取ってもらえるとは限らない。その仕事に向き合って貰えるか分からない。行動して貰えるとは限らない。やり通して貰えるか分からない。人に何かをお願いするとき、絶対はないのでやってみないと分からないことばかりです。
我々や私たちの仲間内なら仕事を振れば相手が動いてくれる、やっといてくれるという信頼が成り立っているので丸投げです。もし向こうが必要ないと判断してやらないなら、その意見を尊重します。これも考えなしに意見を言わないだろうという信頼があるからです。
何をしたわけでもないアブラムとこんな会話する理由がありませんよ。

そして我々が手伝って名を売らせる?そんな事考え出したから散らされたっていう11章6-8節の見解はどこに??

その人への扱い次第で主が態度を変えるなんて人の願望もいいところ。主(神)はやたら個人に尽くしてくれる事になってるようですね。そんな訳ないでしょう。絶対に我々が言わないし思わない発想に頭が痛いです。
仕事を任されてる人に邪魔が入るようなら、邪魔してる人へ何か手は打つかも知れません。それも乗り越えて欲しいと思えば、頑張って抗ってと願いながら待つかも知れせん。

祝福するものを祝福することはないですね。その人たちは何もしてないじゃないですか。そこから何を感じ何を世の中に返していくのか?どんな人間になるのか?それ次第ですよ。

ここまで優遇されるほど人が立派なら我々の手助けは不要だと思いますけど…。
こんな育て方したら人間形成間違えます。間違った子育てをするダメ親の発想ですけど、書いた人大丈夫ですか?

12章4-7説の解説

12:4アブラムは主が言われたようにいで立った。ロトも彼と共に行った。アブラムはハランを出たとき七十五歳であった。 12:5アブラムは妻サライと、弟の子ロトと、集めたすべての財産と、ハランで獲た人々とを携えてカナンに行こうとしていで立ち、カナンの地にきた。 12:6アブラムはその地を通ってシケムの所、モレのテレビンの木のもとに着いた。そのころカナンびとがその地にいた。 12:7時に主はアブラムに現れて言われた、「わたしはあなたの子孫にこの地を与えます」。アブラムは彼に現れた主のために、そこに祭壇を築いた。

口語訳聖書:©️日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1954,1955

解説:
アブラムはハランに居た人たちとカナンに着いたと。問題はその後ですね。主(神)が土地を与えた?大地の管轄ですよ?いくら主(神)でもそんな権利はありません。大地に突っぱねられます。勝手な事を次から次へと、、しかも我々がいらないと言ってきた祭壇を造ったと。主(神)が喜ぶと想像しての演出ですよね?いりませんよ。
嘘だらけもいいところですね。

12章8節の解説

12:8彼はそこからベテルの東の山に移って天幕を張った。西にはベテル、東にはアイがあった。そこに彼は主のために祭壇を築いて、主の名を呼んだ。


口語訳聖書:©️日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1954,1955

解説:
祭壇を築いて主の「名」を呼んだ?
なんて名前を呼んだんですか?名前はありませんよ。私はハンヌという名前がありますが、名前というより目印みたいです。我々は自分のことを座標として認識してるので納得できます。

ただ私や星、他の外の皆んなには名前を付けるという発想がありません。だからなのか外(神)に名前はないんです。唯一無二過ぎて無くても差し支えないので気付きませんでした(笑)
『言われてみれば名前ないねー!』と笑いつつ、いざ付けても使わないと思うので今まで通り無くて大丈夫です。
聖書に地名や人名が出て来ると大体人が書いた架空のシーンと言うわけですね。

12章9-13説の解説

12:9アブラムはなお進んでネゲブに移った。
12:10さて、その地にききんがあったのでアブラムはエジプトに寄留しようと、そこに下った。ききんがその地に激しかったからである。 12:11エジプトにはいろうとして、そこに近づいたとき、彼は妻サライに言った、「わたしはあなたが美しい女であるのを知っています。 12:12それでエジプトびとがあなたを見る時、これは彼の妻であると言ってわたしを殺し、あなたを生かしておくでしょう。 12:13どうかあなたは、わたしの妹だと言ってください。そうすればわたしはあなたのおかげで無事であり、わたしの命はあなたによって助かるでしょう」。

口語訳聖書:©️日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1954,1955

解説:
飢饉が酷いのでエジプトに避難したいアブラム夫妻。神に選ばれて愛されまくってるなら相当な実力者のはず。飢饉の解決に紛争するように仕事を投げられるでしょうに。そもそも飢饉なら大気チームの管轄の仕事になりますので主(神/外)より神(大気)が指揮官ですね。「神は言われた」。みたいなセリフがないので、やっぱり何も分からずに勝手に書いてるなと分かります。優遇されるくらい特別な人のはずなのに真っ先に逃げていて滑稽ですね。我々の普通の感性だと解決の最前線に立たされると思います。

ただ読み物としては、妻が美人すぎて夫は妻を狙う男どもに命を狙われる危険があるので、妹という事にしてエジプト入りする事を提案すると。
ストーリーがしっかりして来てセリフが長く書けるくらいの技量になってますね。どれだけ時間が経ってから書かれたんでしょう。その面での成長は嬉しいですね。

12章14-20説の解説

12:14アブラムがエジプトにはいった時エジプトびとはこの女を見て、たいそう美しい人であるとし、 12:15またパロの高官たちも彼女を見てパロの前でほめたので、女はパロの家に召し入れられた。 12:16パロは彼女のゆえにアブラムを厚くもてなしたので、アブラムは多くの羊、牛、雌雄のろば、男女の奴隷および、らくだを得た。
12:17ところで主はアブラムの妻サライのゆえに、激しい疫病をパロとその家に下された。 12:18パロはアブラムを召し寄せて言った、「あなたはわたしになんという事をしたのですか。なぜ彼女が妻であるのをわたしに告げなかったのですか。 12:19あなたはなぜ、彼女はわたしの妹ですと言ったのですか。わたしは彼女を妻にしようとしていました。さあ、あなたの妻はここにいます。連れて行ってください」。 12:20パロは彼の事について人々に命じ、彼とその妻およびそのすべての持ち物を送り去らせた。

口語訳聖書:©️日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1954,1955

解説:
無事にエジプト入りするも、予想通り美しい妻サライを見初めたパロという男が現れる。パロの家に招待され、兄に成りすましてるアブラムは高待遇を受けたっぷり贈り物を渡される。が、そんなパロとパロの家族は主(神)から天罰を受けて疫病にかかる。パロはサライを連れてさっさとエジプトを出てくれとアブラムに伝える。パロの周りの人々はアブラム夫妻に贈り物を持たせ去らせたと。

主(神)暇ですねー。
そんな熱心に顔出してくれると?あり得ないくらいかけ離れたキャラ設定です。どうせなら疫病にかかってすぐに真相を見抜く勘のいいパロの方を我々は取りたいですけどね。

この節だけで、
女性は男性に来いと言われたら行くもので断る権利がない。女性は美人だとモテるし価値が高い。という現代にも通じる価値観が根付いてるようですね。不愉快ですよねぇ。

そして「奴隷」を得た。この思想には嫌悪しますが、並び順のロバ<奴隷<ラクダの順によく働くと言うことかな?得た動物の世話係りだと思うのでここでの奴隷が悲観的なものかは判断できません。
絵画などの気配を読むと、主人と奴隷は気取らない親しい関係が多く、奴隷側が主人に対して頭が上がらないと言う様子は間違った思い込みだと思います。
奴隷が人権侵害になったのは奴隷というものを勘違いした誰かが広げたもので、それを受け継いで近代の人も奴隷には人権がないという物扱いのイメージが続いているようですが、元を辿れば間違えてると思いますよ。

勘違いや間違ったこういった感性や刷り込みを消していかないと。


創世記:13章1-18節の解説

13章も続けて行っちゃいましょうー!

13章1-4節の解説

13:1アブラムは妻とすべての持ち物を携え、エジプトを出て、ネゲブに上った。ロトも彼と共に上った。
13:2アブラムは家畜と金銀に非常に富んでいた。 13:3彼はネゲブから旅路を進めてベテルに向かい、ベテルとアイの間の、さきに天幕を張った所に行った。 13:4すなわち彼が初めに築いた祭壇の所に行き、その所でアブラムは主の名を呼んだ。

口語訳聖書:©️日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1954,1955

解説:
疫病を置いてくるなんてまさに疫病神夫妻ですね。何も知らずに騙されてたエジプトのパロは遠慮なく贈り物を持って立ち去るこの2人にどんな思いを抱いたか、、
アブラムが何かを頼んだわけではありません。パロが友好の印なのか、嫁を迎えるときの挨拶なのか、礼儀として自分から用意しただけです。そしてパロから出て行ってくれと言ってるので、アブラムは言われた通りに自分が貰ったものを持って出て行っただけです。自分から欲したわけではないのでアブラムは運良く棚から牡丹餅とも言えます。
でも、相手を騙して用意された贈り物をしめしめと持って帰ってる光景に感じて私は全く好感が持てません。
祭壇で主に感謝でも叫びましたか?私ならアブラムにこそ災いを打ちますけどね。

13章5-9節の解説

13:5アブラムと共に行ったロトも羊、牛および天幕を持っていた。 13:6その地は彼らをささえて共に住ませることができなかった。彼らの財産が多かったため、共に住めなかったのである。 13:7アブラムの家畜の牧者たちとロトの家畜の牧者たちの間に争いがあった。そのころカナンびととペリジびとがその地に住んでいた。
13:8アブラムはロトに言った、「わたしたちは身内の者です。わたしとあなたの間にも、わたしの牧者たちとあなたの牧者たちの間にも争いがないようにしましょう。 13:9全地はあなたの前にあるではありませんか。どうかわたしと別れてください。あなたが左に行けばわたしは右に行きます。あなたが右に行けばわたしは左に行きましょう」。

口語訳聖書:©️日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1954,1955

解説:
アブラムとロトのところで働く人の間で揉め事が起きる。アブラムは身内同士なんだから揉めないようにしましょうと話す。土地は広いのだから左右に分かれて住みましょうと。

人は財産。ホワイト企業のトップなら言ってくれそうな言葉ですが、得た家畜から金銀が生まれて財産が増えたところで人の別れが起きています。なんで昔から人は他人のお金に興味を持つんだろ。。

もしもここで、「うちで働いてくれている農夫たちも自分にとっては財産だ」。と言ってくれてたら、その思想が長く人々に影響してずっと良い世界になってたでしょうに。

13章10-13節の解説

13:10ロトが目を上げてヨルダンの低地をあまねく見わたすと、主がソドムとゴモラを滅ぼされる前であったから、ゾアルまで主の園のように、またエジプトの地のように、すみずみまでよく潤っていた。 13:11そこでロトはヨルダンの低地をことごとく選びとって東に移った。こうして彼らは互に別れた。 13:12アブラムはカナンの地に住んだが、ロトは低地の町々に住み、天幕をソドムに移した。 13:13ソドムの人々はわるく、主に対して、はなはだしい罪びとであった。

口語訳聖書:©️日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1954,1955

解説:
ソドムとゴムラという街があって天罰を受けたという設定だそうです。こんなピンポイントで街を破壊するなんて主(神)はしないですね。するなら大気の号令か私と大気のタッグで決定した事を、中のチームメンバーに伝えて動いてもらいます。
ただこれは架空の事なので、実際に私たちや外が何かに腹を立てたわけではないですが。
ソドムの人たちのどんな所が主(神)にとって罪人だったのか、重要なことがわかりませんね。

13章14-15節の解説

13:14ロトがアブラムに別れた後に、主はアブラムに言われた、「目をあげてあなたのいる所から北、南、東、西を見わたしなさい。 13:15すべてあなたが見わたす地は、永久にあなたとあなたの子孫に与えます。

口語訳聖書:©️日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1954,1955

解説:
「地を与える」は出来ません。大地の管轄です。
主(神/外)にそんなこと出来ません。そんな勝手が通る事はありません。

13章16-18節の解説

13:16わたしはあなたの子孫を地のちりのように多くします。もし人が地のちりを数えることができるなら、あなたの子孫も数えられることができましょう。 13:17あなたは立って、その地をたてよこに行き巡りなさい。わたしはそれをあなたに与えます」。 13:18アブラムは天幕を移してヘブロンにあるマムレのテレビンの木のかたわらに住み、その所で主に祭壇を築いた。

口語訳聖書:©️日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1954,1955

解説:
「地のちりのように多くする」埋め尽くす的なイメージが現代にはない表現をしてますよね。神が増やすって言ったら増えそうな感じがするのかな?
まぁ大雑把にですが人口を増やす減らすは様子を見て編成するので否定はしません。私も案を上げますし、チーム内(外、星、大気、私)で決めてなくても気づいたら流れが変わってて後から理由を知ることもあります。
ここは架空の事ですから我々は関係ありませんが。

「地」は大地の管轄なので勝手に与えるとかありません。出来ない約束のお礼に祭壇を築いたりしなくていいですよ。元々いりませんし。


今も世界中に就職難を抱える国があって、働ける有り難さと、働いて貰える有り難さが同じ高さにならないのは仕方のないことかも知れません。
雇用する側の方がその環境を守るために苦労してるなら一層同じ高さで見ることは難しいでしょう。
「お互いに感謝の気持ちを持ち続ける」というだけで沢山の人の生き易さが順々に変わって広がっていけるのに、相手の表情や言葉ひとつでその気持ちが持てなくなってしまいますよね。
これを読んで下さっている人には、気持ちを折る側の人になって欲しくありません。

この先AIが進んで労働が人にとってどんな位置付けになっていくのか。人は新しい時代をどう受け止めて、そこから用意されていく自分の人生をどう歩ませて行くのか。色んな変化に判断に悩むことも出てくると思います。でもどんな時も自分の心の中にある芯をギュッと握っていて下さい。
私たちには分からないことが多くカバーが間に合っていませんが、今も昔も変わらず見守ってますから。

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