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SLCモード。売れてます。「超高寿命マイクロSD」

 最近、某P社様の産業用SDカードがEOLになる影響もあって、トランセンドのSLCモード マイクロSDが良く売れています。特に多いのは、セキュリティシステムやドライブレコーダー等、映像を長時間録画する法人様からの引き合いです。


 安価なマイクロSDはデータ書換能力が低く、長時間録画ではあっという間にSDカードの寿命を迎えてしまいます。一般的な個人使用向けはもちろん、「高耐久」とされている製品でも、個人使用向け製品の多くはSLCと比較すると圧倒的に寿命は短くなります。


 この辺の情報ってあまり認知されていないようで、業務用であっても価格重視で選んでしまって数か月後に苦労される、、、というケースからの置き換え要求も多いです。

note文中用_SLCモード

 上図はあくまで参考値としてのご紹介ですが、これだけ違います。


産業用メモリ製品は、データシートやWebカタログ上で、しっかりとスペック値を公開しているので、安心してお使いいただけます。


ちなみに今回ご紹介している、超高寿命マイクロSD「USD230I」シリーズの書き込み耐久能力は以下の通りです。

■TBW [総書込可能容量]
2GB = 98TB
4GB = 98TB
8GB = 360TB
16GB = 1,400TB
32GB = 1,400TB
64GB = 5,800TB


次に、技術的なお話です。

  SLC/MLC/TLCの比較をご説明

note文中用_1bit2bit3bit

そして上記を元に、3D TLC を SLCの様に動作させるべく、マイクロSDの中では下図のような制御を行っています。

note文中用_SLCモードメカニズム

SLC Modeは、 TLC を SLC のように機能させます。ファームウェアの調整によって総容量は削減されますが、寿命性能が大幅に向上します。

このSLCモード、今後はマイクロSDだけではなく、SSDなどにも広げていきますので、高耐久の製品をご検討の際にはぜひよろしくお願いします。

法人様からのお問い合わせも上記リンクからお願いします。


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