M.J LOVERS再発
Victorからサンプル届きました。
1991年作品 ヘンリー片岡&鷺巣詩郎 プロデュースで編曲を鷺巣詩郎、鷺巣詩郎&山川恵津子、ULTIMAXらが手がけ、ボーカルで山川恵津子、高尾直樹参加。
と帯に書かれている。
聴けばなんとなく思い出すかと思ったものの、確かにやったけど細かいこと全く記憶にない。
オイオイ...とお思いかも知れませんが、企画もののこのアルバム、vocalと言ってもスケジュール確認の際にコーラスじゃなくてメインボーカルの仕事ですけどイイですよね?くらいな説明だけで何の予習材料も恐らくは頂いてなくその他沢山のスタジオレコーディングと何ら変わりなく現場で譜面を初めて見て指示に従って着々と遂行していったものだから。
何よりその感じをよく突いているのは柴崎祐二氏解説文中のあるしっとり系バラードの一曲について「山川の健気な歌いぶりが切なさを演出する。」の一行。
歌ってるのは一曲だけではないけど、他の曲にも言える事と思う。テンポのある曲だって健気な歌いぶりは切なさ感じさせる!んじゃないの?笑
スタジオミュージシャンとして的確に、無駄な時間を掛けず淡々とやる。これだな。
淡々とを無表情みたいに取られるとそれは違って全力で集中といったところかな。歌ってるので黙々も違うし着々と、が適った言い方か。レコーディングはテンション上がってるので聞き分けも良い。出される指示も早く何待ち?は基本なし。
今みたいにeditの機能などないので色々と難点もあるかも知れないけど30代そこそこな頃の声が聴けるというもの。
このCDの解説とても良い。