ポケモントレーナーによるウマ娘レオ杯2021グレードリーグ構築

画像4

【概要】
条件:阪神 芝 2200m(中距離) 右・内 夏 晴れ 良

 宝塚記念の勝ち馬をエースにすることを構築の前提とし、各ウマ娘の動きを確認しながら適宜メンバーを入れ替えた。独占力の効果を実感しつつもデバフ二人の場合はエースがブロックされた時点で負けが確定するため、エース二人とデバフ一人の構築へ辿り着いた。

 水着マルゼンスキーが猛威を揮ったことから相手の逃げが複数出走することを予想し、固有スキルが発動しやすいと考えメイショウドトウを先行エースに据えた。

 独占力を含めたデバフ役には宝塚記念の勝ち馬であり、育成目標のレースが少ないことで練習でヒントを多く踏みやすいグラスワンダーを採用した。

 三人目はレース展開に左右されず固有スキルを安定して発動でき、メイショウドトウの位置取りが悪い際に勝ちを拾いに行けるメジロマックイーンに決まった。


【編成の確定まで】
 ラウンド1開始時点では強い逃げとの差を把握するためにもメジロマックイーンでなくサイレンススズカを採用した。グラスワンダーについても独占力の他にレッツ・アナボリック!や円弧のマエストロを取得し、展開によっては勝ちを狙う個体を出走させた。
 サイレンススズカは中盤スキルが不足していることもあり勝率が低く(20%)、グラスワンダーも上位入着はそれなりにあったが1勝しかしなかったためこの二人については入れ替えおよび再育成となった。

 メイショウドトウが金回復不発や不調の場合を除いて安定した活躍をしており、独占力の有効性を実感していたこともあってサイレンススズカをデバフスキルに特化させたアグネスタキオンと入れ替えて出走させたこともあった。デバフ二人編成はスピード900前後がエースの相手二人とマッチングした際、ブロックで何もできずに敗北したため見切りを付けた。

 グラスワンダーは半分以上のレースでレッツ・アナボリック!が発動しつつもブロックや逃げを差し切れない展開が多かった。この結果から勝ちを狙う必要性が感じられなかったため、デバフ面を強化しつつ相手の後目脚質のウマ娘をブロックさせる個体と交代させた。

 サイレンススズカの状況に加えてそもそもセイウンスカイおよび水着マルゼンスキーを未所持のため強い逃げを育成できないと判断し、アグネスタキオンの枠には他の脚質でのエースを検討した。
 後目脚質は差し切れないことに加えてブロックの危険性が上がるため、先行エース二人での安定性を重視した。安定性重視の構築となることから自前で金回復を取得でき、追い抜き不要の位置条件のみで固有スキルを発動できるメジロマックイーンは自然と採用が決まった。
 ※ゴールドシップは例外的に後目脚質でもブロックされにくいが、宝塚記念にゲート難を取得していないゴールドシップを出走させることに面白味がないので不採用となった。レッツ・アナボリック!などを採用したゴールドシップは間違いなく強い。


【育成方針】
 手持ちのサポートカードや因子から賢さ型の育成が難しいため、適性や常時スキル込みでパワーを1000以上確保することを目指した。そのため、エース二人はどちらもスタミナ3パワー15因子にて育成した。
 中距離のためスタミナ800以上に加えて金回復スキルを2つ取得し、スタミナ切れによる負け筋を減らせるよう調整した。
 最低限のスキル発動率と位置取りを確保し同格以下との勝負で不利とならないよう、賢さは450以上まで上げた。

 今回のエースは二人ともスタミナ成長率に20%の補正があるため、サポートカードについてはスピード4枚、スタミナ1枚、たづなにて育成した。
 スピード因子不採用かつ今回の因子にはURA因子が含まれておらず、スキル目的で採用したナリタブライアンの得意率が低いためスピードサポカが4枚必要となった。
 エースが二人のため出遅れによる影響が大きいことからコンセントレーションが必要となり、レオ杯中に配布されたサイレンススズカを採用したスタミナ2枚での育成を試したこともあった。その場合(サイレンススズカに限らず)SSRサポカの連続イベント完走率が極端に下がり(6割程度)、たづなからコンセントレーションを貰えないこと(2割程度)よりも育成失敗率が上がるため最終的には不採用となった。


【決勝チーム】
メイショウドトウ[ブルー/レイジング]

画像1

 出走登録期限40分前に育成完了した個体。ラウンド1およびラウンド2では別個体を走らせていたが、尻尾上がりのトリガーとなる中盤スキルが不足していたため再育成した。予選個体と違いコンセントレーションをあげません!されているが、総合性能で上回るこちらに夢を託した。
 複数人からのデバフや金回復スキル両不発によるスタミナ切れ、ブロック、調子ガチャを除いて安定した勝ち頭を務めてくれた。ただし、思っていたよりも逃げが少ないことに加えて先行の先頭を走ることが多かったため、固有スキルが発動しないレースも多かった。
 差しでの採用が多いようだが、差しのメイショウドトウに負けたことがなかったので個人的には先行で採用して正解だったように感じる。また、なぜかテイエムオペラオーが相手にいるレースでは毎回1着だった。
 決勝ではメジロマックイーンが独走したため特に見せ場はなかったが、決勝まで勝ち上がれたのは間違いなく彼女のお陰である。


メジロマックイーン[エレガンス・ライン]

画像2

 出走登録期限2時間前に育成完了した個体。中距離適性は上がらずスキルも少ないが全体的なステータスは高めで、コンセントレーションも取得できたため安定枠として決勝での採用を決めた。(⌒,_ゝ⌒)<マックは初手コンセや!!
 メジロマックイーンはラウンド2の後半から採用したが、後述するグラスワンダーとの組み合わせにより固有スキルを安定して加速終了前後で発動させられた。基本的に上位に入着しつつ、メイショウドトウの位置取りが悪いレースでたまに勝ちを拾うなど十分役割を果たしてくれた。
 決勝は逃げ不在のレースとなり、コンセントレーション発動からパワーで先頭に立って一度も先頭の景色を譲らなかった。フィジカルは正義だと実感した。


グラスワンダー[岩穿つ青]

画像3

 出走登録8時間前に育成完了した個体。スキル一覧の見切れている部分は固有スキルと余ったスキルポイントで取得した伏兵〇である。予選を通して今回は逃げと先行が勝つパターンが多かったため、前目脚質へのデバフに重点を置いて育成し直した。
 ステータスについてもメジロマックイーンの採用に合わせて、スタミナを低めにし終盤区間突入時に意図的に後退するよう調整した。デバフのウマ娘は賢さが高いため道中で前目に位置しやすく、差しが中盤で先行に追い付くこともある。スタミナが高いと展開次第でメジロマックイーンの固有スキルが発動しないため、スタミナ切れ調整のグラスワンダーが有効だった。


【感想】
 発表が早かったことで中距離因子を厳選してから本育成まで十分な時間があったが、満足できる仕上がりにはならず決勝の出走登録直前まで数百回育成することとなった。中距離のレースは何としても勝ちたかったため高いモチベーションを保てたが、サイレンススズカで勝ちきれないなど課題も残った。
 本育成に終わりはないため、次回以降どの距離が発表されても対応できるよう各距離因子だけでも準備したい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?