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OSJ KAMI100 参戦記録(前編)

2021年11月6日から7日にかけて兵庫県美方郡香美町の山々を舞台に距離にして37km累積標高は2000mに及ぶコースを制限時間25時間で3周、単純計算でおよそ110km累積標高6000mを走り切る
トレイルランニングレースOSJ KAMI100に
参戦して来ました。

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※画像は公式より引用

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このレースにエントリーしようと決めたのは
二つ理由があります
一つは以前から出たいと思っていた長野県で開催される信越五岳100mileのエントリー資格に"100km以上のレースを2つ完走"とある為。
もう一つはトレイルランニングを始めて、大きなレースに出たのは2019年の比叡山インターナショナルのみ(キャノンボールは最大級の“草"レース笑)。大きなレースで日々走っている自分の実力がどの程度あるのか試してみたくなった為。

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※画像は比叡山ITN(よく見たら足細いな、、)

真面目に話すとそんな感じですが‥もう2年ですね。
フルマラソン挑戦も中止になり海外遠征の予定も泡と消え、もともとレース思考でない自分でも中々モチベーションを立てにくい状況が続いてたんで、昔を思い出してストイックに挑む目標が欲しかったと思います。

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段取り八部とはよく言うけれど

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夏休みの宿題はギリギリまでやらないタイプの小学生でしたがなんといってもターゲットレース。
いつになく事前準備や下調べに力を入れました。
スタート地点となる会場がある場所は関西ではで有名なハチ北高原。
しかし同じ関西に居ても車が無いと中々アクセスが厳しく、交通機関を利用しても宿泊しないと一周37kmのコースを試走するには厳しいと感じるものがあり結局一度も試走出来ずでした。(特急を使えば時間的なものはクリアできるが往復の料金を考えると普通に遠征費ほど掛かってしまう為こちらも断念)

しかし幸いにも、自分の周りには試走された方のコース情報や予想される天候、気温などのディスカッションが多く、比較的レースをイメージしやすい環境だったので、準備する物もそこまで悩まず決められました。

補給は今回自身初の周回レースという事もあり、各周回ごとに分けてみた。あとボトルの予備にマルトデキストリンを溶かしたものを準備して、これも周回ごとに補給するつもりで用意した。

何か忘れてそうな気もするのは"あるある"ですが、ひとまず一通りの準備を終えて移動日を迎える

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いざ、香美町へ

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京都からは電車を乗り継いでの節約旅。
二条駅からJR山陰線で→園部駅→福知山駅(福知山、園部間の快速は本数が少なくタイミングが合わないと待ち時間が1時間くらいある)→八鹿駅。ここまで4時間弱かかった。
電車に揺られてる最中にどんどん天気が悪くなり、現地も小雨模様の寒空との情報がありこれは寒くなるかなと少し不安になるも想定を超える事はないだろうと達観することにした。

八鹿駅から全丹バスに乗り福岡ハチ北口まで辿り着くと、今回予約をとった宿の方の迎えが来ていた。
事前の話だと、同じくKAMIに参加する宿泊客と乗り合わせになるので時間を合わせてほしいとのことだった。
話の通り、少し間をおいて同じような荷物の方が揃い宿へ向けて出発した。
(実は送迎車内で少し話をして、宿が一緒になったランナーの中に以前キャノンボールで20kmほど一緒になったNightspeed参加の青年がいた事が判明。あの時は20代そこそこで自主100mileとか将来有望と思っていたけど、こんな場所で再開するとは世間の狭さを感じた)

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おもてなし

運転手さんが明日走るであろう鉢伏山や瀞川山を説明しながら宿を目指していると

『どうしましょう?このまま会場で受付されますか?そのあと宿にお送りできますよ』

これは願ってもない申し出。
同乗者全員お願いする事とした。

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会場に着くときには、心配していた天気も回復し
スタート開始直後にランナーを苦しめるであろう斜度10%以上のゲレンデがお迎えしてくれた。
受付だけササッと済ませると拠点となるテントの設営スペースだけ確認して送迎バスへ戻った。

宿はスキー場と言う立地もあり、車で5分歩いても20分(まあまあの坂道の為)程度の場所を取る事ができた。
宿に入りチェックインを終えたあとテント設営開始まで時間がありどうしようかと皆で話していると、出発時間さえ決めてもらえれば、会場まで送ってくれると宿の主人。正直明日の距離を考えると一歩も歩きたく無い気分だったので是非とお願いした。

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KOUMIの時は、時間前から場所取り等あったようで少し問題になったのか、今回はしっかり係の方が時間案内されており、早めに会場に送って頂いたのもありスムーズに設営出来た。(テントはこのレースの為に某フリマアプリで購入。1500円也)

宿に戻ると楽しみにしていた夕食が待っていた
今回わがままを聞いて頂き、朝食なし夕食のみにしてもらった(レース前はカロリー計算したいので)
野菜ひとつひとつの味がや香りが濃厚で、ご飯も新米で甘い。こんな美味しい食事久々!腹一杯になるまで食べてしまった。

お風呂も頂き、素晴らしいもてなしのおかげか枕が変わると寝つきの悪い自分でも21時過ぎには眠気が来たのでそのまま就寝

『明日はたくさん走らなきゃ』

そしていよいよ当日の朝を迎える

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後半へ続く

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