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上野東京ラインって何???

私は関西に住んでいるわけなんですが、たまに東京に行くことがあります。東京の路線図は大変難解で知られていますが、関西人の割には東京の土地勘には地震がありました。

JRであれば「何線がどこへ行く」とか、「どこどこへ行くにはここで乗り換えて何線だ」とか分かっているのですが、全く理解できなかったのが「上野東京ライン」でした。

全く意味がわかりません。普通JRの路線は○○線と表記されますが、ラインと表記されている時点でよくわかりません。

JRでは路線の正式名称とは別に「愛称」を定める事が多いのは知っています。(JR西日本のJR神戸線、JR京都線、JR宝塚線など)きっとその類だろうとは思っていましたが、それ以外は全くわかりませんでした。

愛称にカタカナを付けてかっこよく見せる都会特有のノリなのか?と訳のわからない想像をしていました。

これは鉄道好きとして知らないと大変恥ずかしい思いをすると思い、しっかり調べることとしました。

そしてここでまとめる事により、自らの知識レベルを上げようとしています。お付き合いください。

また、私と同じく上野東京ラインとの正体を知らない人は読んでみてください。説明できるように頑張ります。

簡単に言えば上野東京経由

JR東日本は2015年に東京より北側の宇都宮線、高崎線、常磐線と東京より西側の東海道線を直通させる事ができる線路を増設し、運行を開始しました。

上野東京ライン開通以前は北関東各地から来る電車はすべて上野どまりとなっていました。つまり、茨城、栃木などから東海道線の東京や横浜方面に行きたい場合は上野で乗り換えて、京浜東北線か山手線に乗り換える必要がありました。北関東から東海道線沿線への需要は非常に多く、乗り換え先の京浜東北線と山手線は全国屈指の大変な混雑路線となっていました。開業前と開業後でどれだけ便利になったか図を作ってみました。

上野東京ライン開業前

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北関東から東京、神奈川方面へ行くには上野駅で乗り換えが必要でした。この図からもわかるように乗り換え先の京浜東北線と山手線では大変な混雑が起こっていました。

上野東京ライン開業後

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北関東から東海道線へ直通する事で、上野駅での乗り換えが不要になり、京浜東北線、山手線の混雑が緩和されるとともに、電車のスムーズな運航も可能になりました。

まとめ

上野東京ラインとは利便性向上とともに混雑緩和にも役立てられています。上野と東京を経由して東海道線から北関東方面へ直通するという事です。図を作ってみるとよく理解できました。

京浜東北線と北関東路線の位置関係がおかしいかも知れません。致命的なミスはご指摘ください。

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