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【車社会】鉄道の役割「今昔」

今回は鉄道の役割の変遷を私なりに考察し、それをまとめていきたいと思います。

昔の鉄道

昔(戦後から高度経済成長期)は、移動と言えば、主に鉄道でした。京都市内は現在は鉄道路線はほぼ地下に埋まっていますが、昔は現在のバス路線がそのまま路面電車として走っていました。

京阪電車の京阪本線も昔は鴨川沿いを走っていて、情緒ある光景でした。

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TRJN - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=50510608による

路面電車は現在のバスのような感覚です。速度もそんなに出ません。バスと同じくらいです。

近いところに行くのにも、鉄道を利用していたわけです。

昔の鉄道にはもちろん都市間輸送もありましたが、

主にすぐ近くのところに行く乗り物でした。

車社会で変遷する鉄道の役割

高度経済成長が終わりかけの頃から、国民は車を所有し始め、近くのところでも車を利用するようになっていました。

これにより、田舎では地域の鉄道は利用者が低迷、京都のような都会では電車&車で道路は大渋滞です。

京都の路面電車も利用者減少や交通渋滞の緩和のため、路面電車が全廃されることになりました。

一方で、新幹線網はどんどん完成してゆき、東海道新幹線、山陽新幹線、東北新幹線など、高速鉄道は進化を遂げました。

昔はすぐ近くのところを利用するような鉄道でしたが、その役割は車にシフトし、現在は都市間輸送で速く、大量にと言うニーズに変わっていきました。

在来線は主に都市間輸送や、ある程度大量の乗客を運ぶものだけが残っていきました。なのでここ30年で役割が車にシフトし廃線になった路線は数多くあります。

在来線の都市間輸送というのは、関東で言う、埼玉−東京や横浜−東京などです。関西では神戸−大阪−京都が代表的です。

大都市では鉄道の近距離利用も健在

東京や大阪など限られた大都市ではあまりにも大量の人々を運ぶため、鉄道がなくてはならない乗り物です。

東京では山手線などの首都圏の路線、東京メトロなどです。大阪では大阪環状線、大阪メトロなどです。これらの路線は短距離の利用が主です。

このあまりにも大量の人々を運べる交通機関は鉄道以外ありません。バスで賄うのは大変厳しいです。大都市なので、交通渋滞などもあり、安定的に輸送する事ができません。

まとめ

日本の鉄道の役割は主にこのように変化していっています。

地域の輸送→都市間、長距離、高速輸送

このほかにも移動手段のそれぞれの特性をまとめた記事を書いていますのでそれも是非ご覧ください!










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