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私が紙の時刻表を使う理由

皆さんは紙の時刻表を知っていますか?
駅のみどりの窓口に置いてあるあの分厚ーーーい時刻表です。

あれを見るだけで嫌気が差す方もいらっしゃる方もいらっしゃるでしょう。
今回は「私が紙の時刻表を使う理由」をまとめていきたいと思います。

紙の時刻表とスマホの時刻表

皆さんは時刻表といえば、出発地と目的地を入力して自動的に合理的な移動が出来るような経路が表示される「乗換案内」を使っているでしょう。

また、旅行時にも経路を自動的に割り出してくれる「乗換案内」は便利です。

しかし、「乗換案内」は街の中で近距離を移動したり、新幹線を使った旅行などに最適化されたアプリです。

青春18きっぷを使った旅行など、移動も楽しむ旅行は、「乗換案内」のような合理的経済的な経路と一致しないことが多いです。

したがって、あくまでも「乗換案内」は移動を楽しむ目的では作られていないのです。

紙の時刻表の内容

①電車の時刻表
時刻表なので当然なのですが、スマホとの違いは他の列車や乗り継ぎ列車が一目瞭然という点です。また、その列車の始発駅などの情報も容易に確認できます。

②さくいん地図
紙の時刻表の目玉情報と言って良いでしょう。これのおかげで、目的地までの道のりを地図上でイメージして、場合によっては寄り道も楽しめます。

③特急列車さくいん
こちらも②と同じような地図ですが、全国にある特急列車網だけをまとめたさくいん地図です。

全国には移動も楽しめる特急列車がたくさんあるので、それを探す時に便利です。

④運賃や特急料金の早見表
運賃や特急料金は旅行をする上で大変重要な情報の一つです。紙の時刻表にはほぼ全て網羅して書かれているので分かりやすいです。

⑤乗車券などのルールや割引制度
JRの路線網は全国に広がっており、運賃制度や割引制度はやや複雑です。

また、全国各地の路線の特性に合わせた運賃や料金の「特例」があり、理解するのは困難です。

しかし、鉄道旅行好きの方はそれらについて詳しくなりたいと思っている方も多いのできっぷのルールが詳しく書いてある紙の時刻表はオススメです。

⑥航空路線やバス路線、フェリー航路
これはあまり使わないかも知れませんが、実は飛行機やバス、船の情報も載っています。

紙の時刻表は残しやすい

私が紙の時刻表を購入する理由の一つに時刻表を保存できるという点があります。日本の鉄道網は日々変化しています。

無くなる路線もあれば新たに開業する路線もあります。今の路線図や時刻は今しかないのです。

これは好みによりますが、きっと何十年か未来に、メモ書きをした古い時刻表を見て「こんな旅行をしたな」とか「こんな列車が走っていたな」と思う時が来るはずなので残しています。

このようにアルバムのように残せるのも紙の時刻表の魅力です。

いつ買えば良いのか

時刻表は言うまでもなく時間が経つと変わります。駅に置いてある分厚い『JR時刻表』にしても、旅行会社などで採用されている『JTB時刻表』にしても毎月刊行されています。

しかし、一冊1200円は決して安くありません。JRでは主なダイヤ改正は毎年3月に行われているので、1年に1回、3月に購入するのがオススメです

なお、『JR時刻表』『JTB時刻表』どちらも書店で購入できます。

時刻表は愛読書

今、世界中が大変なことになっていて、家で過ごす事が多くなっていると思います。そこで鉄道旅行好きの皆さんにお伝えしたいのが「時刻表を読書しよう」です。

時刻表を読書するの意味が分からないかも知れませんが、時刻表を眺めていると旅行をした気分になれたり、「こんな旅行出来るじゃん」と胸を膨らませたり出来ます。

新型コロナの問題が落ち着いたら、旅行を目一杯楽しめるように、胸を膨らませておきましょう!


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