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石川県 漆器を巡れる滞在型ワークショップを開催!~金継ぎ・蒔絵編~

滝ヶ原での滞在型ワークショップ2日目は金継ぎと蒔絵を体験しながら漆について、学ぶワークショップを体験しました。
2日目のワークショップにてお話を聞かせてくださったのは漆職人の中岡庸子さんです。中岡さんは加賀の蒔絵工房にて弟子生活を3年した後、2018年からは現在の師匠である更谷富造工房に移り、蒔絵の修復の仕事を学んでいらっしゃったそうです。

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ワークショップでは中岡さんによる金継ぎのプチ講座を受けた後に、蒔絵または金継ぎの体験を行いました。
金継ぎは、安土桃山時代や室町時代といった戦国大名達に茶の湯の文化が広まった頃に始まったと言われています。
それ以前の漆の文化といえば、古くは縄文時代以前からの道具に施されたものから、平安時代の蒔絵などという技法として発展し続けていました。 
 
戦乱の時代に入り、茶道具が戦の褒賞として扱われるようになってからは貴重さがさらに増していったため、割れたものをなんとか直したいという思いが金継ぎの技術を産んだと言われているそうです。

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プチ講義では蒔絵や金継ぎで職人さんが使用する本物の金粉や銀粉を見ることができ、中には数グラムで数万円するものもあるそう、、うっかりくしゃみなんてしてしまったら、、なんてことを体験中に考えていました。

金継ぎの体験ではバラバラのパーツを接着剤と銀粉でくっ付けて、リボンの形の箸置きを作る工程を体験できます。箸置きの色も三種類から選ぶことができます。体験自体は30分ほどで終わるのですが、中岡さんのお話を聞きながら作業をすると学生から次々と質問があり、気づけば1時間が経っていました!
金継ぎの体験で作れる作品の写真はこちらです↓

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蒔絵の体験では漆が塗られた板に自由に下絵を描き、その上を漆でなぞってさらに銀粉を振りかけてオリジナルのパネルを作るという体験になっております。
蒔絵体験は、仕上げを職人さんにしていただくので、後日お家に届く形になるのですが、どちらの体験もお土産ができるので参加者さんは自分が作った作品を見て嬉しそうにしていました。↓こちらは職人が仕上げをする前のパネルの写真です。

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木地挽きも金継ぎも普段は中々目にできない作業なので、学生さんたちはキラキラした目でたくさんの質問を職人さんに投げかけながらお話を聞いていました。
こうして学生のうちから工芸や職人の技に興味を持って触れてくださる方がいることにも驚きつつ、もっと増えるといいなぁとTradiの中の人は思うのです。
 また、滝ヶ原は、石川の山中や輪島、福井の越前など漆器産地に近いロケーションなのでこれから、それらの産地とも連携しながら現地に外から人を呼んで面白いことをしていきたいなと画策しています^_^

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ワークショップの様子やホステルの様子がわかる動画もあります!どうぞご覧ください♪

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