ミシガン大学消費者信頼感指数とガソリン価格の関係性

皆さんミシガン消費者信頼感指数をご存知でしょうか?
たまにXのTLなんかでミシガンが~と聞くことがある方も多いのではないでしょうか?

ミシガン大学消費者信頼感指数とは

ミシガン大学消費者信頼感指数は、米国の消費者マインドを表す重要な経済指標で、「ミシガン大学信頼感指数」とも呼ばれます。この指数は、ミシガン大学の調査研究センターが毎月実施するアンケート調査に基づいており、毎月第2または第3金曜日に速報値、最終金曜日に確定値が発表されます。調査は300人を対象とした速報値と、500人を対象とした確定値から構成され、1966年を基準値100として指数化されています。

この指数は、現状の景況感を示す現状指数(約40%)と、将来の見通しを示す期待指数(約60%)で構成されており、市場関係者からの注目度が高いです。特に、同様の消費者信頼感指数を発表するコンファレンス・ボード(CB)のデータよりも先行して発表されるため、経済状況の先行指標として重要視されています。指数が予想を上回れば米国経済の好調を示し、予想を下回れば不調を示すものと見なされます。

このように、ミシガン大学消費者信頼感指数は米国の消費者マインドの変化を迅速に反映する指標として、経済分析において重要な役割を果たしています。


とミシガン大学消費者信頼感指数が何かわかったところで気にした方がいいの?気にしない方がいいのかというところですが、ミシガンは他の重要指標と比べると経済指標としての重要度はやや低く、値動きは動くときもあれば動かないことも珍しくないです。
なので結論としては発表時間も日本時間の深夜ですし毎回気にするのは大変かと思いますので気にできたらいい程度かと思われます。
しかし値動きが出た時には見ていればよかったと後悔するのもトレーダーの性で今回はミシガンが動くかどうか前もってわかる指標を一つ紹介します。


その指標とはガソリン価格です。
下記チャートはミシガンの内訳の期待指数(約60%)とガソリン価格を比較したものになります。

強い相関関係が見て取れるかと思います。
つまりガソリン価格が動いていればミシガンは変化率が大きくなる可能性が高いという事になります。
逆にガソリン価格が動いていなければ変化率が小さい可能性が高く値動きも小さくなるので見なくてもいいのではという判断ができます。

勿論値動きは市場予想からの乖離や現状指数(約40%)の影響も受けるので必ずしもガソリン価格のみで判断できるというわけではないですが、ミシガンを考えるうえで一つの参考指標になるのではないでしょうか。

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