社会小説化計画(3612文字)
俺の通っていた小説講座は優秀な人ばかりで中でも卓越した才能を持ち俺を嫉妬させたのが天才チンパンジーのオルソン君と人工知能NNー1127の二名で彼らの文章には不思議な力があって「ぐりとぐら」を一字一句写経しただけでも読者に野性的だったり未来っぽい印象を与えることができた。彼らの外見や社会的地位が読者に先入観を持たせているのではなくフェロモンや電磁波が読者の脳を刺激して作品に魅力を与えていた。これを中身で勝負していないと批判するのは簡単であるが実際に彼らを前にしたとき前述の能力