ベーグルとパイナップル|NYと台北で暮らす2人の視点

▷台湾在住の教育者パイナップル(28歳)と、NY在住のデザイナーであるベーグル(29歳…

ベーグルとパイナップル|NYと台北で暮らす2人の視点

▷台湾在住の教育者パイナップル(28歳)と、NY在住のデザイナーであるベーグル(29歳)の友だち2人の視点の記録|海外暮らし・仕事・政治・アート・哲学まで様々な話題について文通形式で語ります|共に気分良く自由に暮らしていくことを目指して 週1回更新予定

最近の記事

#5 自分を立てたい/通じ合いたい思いと私の頭の中のバケツ

親愛なるベーグル様 お返事が遅くなってしまいました。ごめんなさい。 ここ1週間、自然豊かな南の方に旅行に行って羽を伸ばしたり、都会の北の方に帰ってきてみたら、covit-19の感染レベルが急激に上がっていて、日々の生活の諸々が一変したりと、いろいろありました。そんな言い訳をしつつ、さっそく週一更新の目標を守れなかったなと反省しています。だけど、これからもお互い気負いすぎず、ゆるく長く続けていきましょう。(遅れたやつが言うのかよって感じですが。汗) ベーグル君は本当にエレガ

    • #4 口癖、そして成熟(あるいは老い)について

      親愛なるパイナップル様(以下、P) お返事どうもありがとう。 エマソン(誰だか知らないが高名そう)の自然観から、パートナーとの共同生活における「普通」の違いの発見、う○こか豆腐か分からない台湾のストリート、ちょっとまってねという口癖の話、と楽しく読みました。 普通のnoteの投稿って、ついパッケージされた商品みたいなものにしたくなっちゃうから1記事1トピックになりがち。だけど、これは書簡というか文通みたいなものだから、あくまで自分の言いたいことを中心に、流れるように話題

      • #3 台湾で暮らす「本当の理由」

        親愛なるベーグル様 お返事どうもありがとう。 (独白のような手紙に)返事が返ってくるって、こんなに嬉しいものなんですね。お返事が届いただけでも嬉しいのに、そこにはベーグル君の内側の深さを感じられるような文章が独特なリズムで刻まれていて、じっくり沁み込ませながら読ませてもらいました。どうもありがとう。決して大げさではなく、2021年に入って一番の心の喜びを感じています。 声をかけてよかった。深く考えて足が止まってしまう前に、まず海に出てみて本当によかった。現時点で唯一たしか

        • #2 「自分らしさ」という名の不自由な檻

          親愛なるパイナップル様(以下、P) 声を掛けてもらって、とても嬉しいです。まずは、ありがとう。 指先一つの「いいね」で終わってしまう高速コミュニケーションの時代に、公開書簡とはおもしろい。時代ごとに変わるメディアのフォーマットが人間の思考に大きな影響を与えることを考えると、書簡を交わすということは、広々とした海上をゆっくり進む中型客船に乗っているような感覚を想起させます。 みんながフル充電された140文字詰めのジェット機で目的地まで飛んでいくのを横目に、ここでは甲板に出

        #5 自分を立てたい/通じ合いたい思いと私の頭の中のバケツ

          #1 「自由」について考える時、ふと思い出したのはベーグル君でした

          親愛なるベーグル様 今朝の台北は、夏の雲が空にぷかぷか浮かんでいて、とても気持ちがいいお天気です。そちらのお天気はいかがでしょうか? 昨今のバイデン大統領の中国に対する強硬姿勢を、ニューヨークで生活するベーグル君はどのように感じているのか、聞いてみたいところです。 いきなり、情勢の話になってしまいました。 京都の大学で一緒に国際政治を学んでいた日々が懐かしいですね。 所属ゼミでは、専ら東アジアの経済連携協定の動向を必死に追いかけてましたよね。 (私がバックパック旅行を通じ

          #1 「自由」について考える時、ふと思い出したのはベーグル君でした