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1~2歳児に役立つ育児哲学

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1~2歳児のお子さまの育児に役立つ、育児哲学の記事をまとめたマガジンです。
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#子ども

「子どものウソ」に困らない!年齢別に対応するコツをかんたん解説【育児哲学#34】

人はウソをつきます。 ピノキオもウソをつきます。 子どもにウソをつかれたとき、親はどう対応したらよいでしょうか? 答えはひとつ。 怒らずに話を聞きましょう。 子どもがウソをつくのには、かならず理由があります。 その理由を聞くためにも、まずは子どもの話を聞いて味方になってあげましょう。 ウソをつくのは子どもが成長している証拠です。 「ウソをつくことは悪いことだ!」と決めつけないで、怒らず対応してあげてください。 ウソに関する哲学と、子どもがウソをついたときの親の対応

「育児放置」は心配だけど「育児放棄」しない大切なこと【育児哲学#20】

・育児も人生も「勝つ」ことよりも「放棄しない」ことが大事 ・まず、ルールなどを決めた「育児放置」を考える ・どうしようもないときは、なりふりかまわず人に頼ろう 人生のルールは私たちに、 けっして戦いを放棄しない ことを求めているはずです。 ◆V・E・フランクル『それでも人生にイエスと言う』引用 チェスの試合中、次の一手がどうしてもわからなかったとする。そのとき、チェス盤をひっくり返せば試合はゼロ地点に戻せる。しかし、これを人生に当てはめると、チェス盤をひっくり返すのは「

「子育てに疲れたママ」にさせない「支え合う」パパの子育て【育児哲学#19】

・ママは身体の疲れではなく、精神の疲れがいちばんのストレス ・「支える」のではなく「支え合う」ことがパパの役目 ・完全に育児を交代してママがひとりになる時間をつくってあげましょう 疲れには多くの種類がある。 そのうちのあるものは、 幸福にとって ほかの疲れよりもはるかに 深刻なじゃまになる。 ◆イギリスの数学者・哲学者 B.ラッセル『ラッセル幸福論』引用 肉体の疲れは、適度であれば幸福感をもたらしてくれる。深い眠りは健全な食欲をもたらしてくれるからだ。けれども神経の疲れ

育児は「善い」も「悪い」もない、つねに「最善」を想像するだけ【育児哲学#2】

・昔は「善い」とされていた育児方法でも現代では「悪い」とされることがある ・時代や環境によって「善悪」の基準は左右される ・つねに「想像力」を持って「最善」の育児をこころがけよう 何がよくて、何がわるいのか。 それは、まだ誰も知らないのだ。 ◆ドイツの詩人、哲学者 ニーチェ 『ツァラトゥストラ(下)』引用 何が「善い」ことで、何が「悪い」ことかはわからない。戦時中は「善い」とされていたことでも、現代では「悪い」とされる常識など、多々ある。「善悪」の基準は時代によって左右