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総合コンサルファームの部署事情(転職6ヶ月記録)

早いものでコンサルファームへ入社して半年になります。
今回は外からは見えづらい部署事情について気になっていることを書き記します。


部署を部署と呼ばない

前職はIT企業ということもあり、カスタマーサクセスやデリバリーなど流行りの横文字を並べた部署名ばかりでした。

しかし、それらをまとめた呼び方は古き良き日本企業と同じく「部署」で部長や課長が配置されていました。

一方で、ご存知の方も多いと思いますがコンサルファームは、部長や課長という役職はありません。
ManagerやDirectorなどのランクが与えられています。

それらをまとめる組織は、インダストリーやセクター、ユニットと呼ばれています。

参考までに以下はD社が公開している組織図です。
ピクトグラム風のアイコン単位にManagerやDirectorが割り当てられるイメージです。実際はさらに構造化されている場合も多いです。

ちなみに弊ファームではこの6ヶ月、社内で「部署」と呼んでいる人は見たことがありません。なかなか呼び慣れなくて苦労していますが、以降は「湯ユニット」で呼称を統一しようと思います。

出典:デロイトトーマツコンサルティングHP

プロジェクトに入ると部署はほぼ関係ない

私はコンサルファームの案件にしてはボリューム大きめの30名オーバーなプロジェクトにアサインされています。

その中で部署ユニットが一緒の人は7〜8名くらいです。

それ以外のメンバーはさまざまなユニットから来ています。
メンバー一人一人の所属ユニットを把握している人は少ない印象です。

部署全体の打ち合わせがある時にまとまって5人とかいないと「この人はこの部署だったんだ」と初めて知る感じです。

色々な人と話すようにしていますが、隣の部署が(社内で)何をしているのかを知らない人も結構多いです。

ユニット間のコンフリクト

ユニット同士のいわゆる対立や軋轢は私の目からはまだ見えていません。

私のランクがマネージャ未満ということもあり、社内のそういった世界を見る機会が少ないからだと思います。

比較的結束が固く、かつ少数精鋭でやってきた前職ですら部署間のマネージャの関係はひどいものでした。(よく巻き込まれていたし当事者でもありました)
また、これは前職でのクライアントも今のクライアントもそうですが、大きな企業の社内政治はひどいものです。

自社の綺麗でない部分をあまり見れていない今が幸せなのかもしれませんが、きっと壮絶な事情を抱えているのではと思っています。


本日は以上です。

そろそろ年の瀬に近づいていることもあり、今年を振り返る意味でも次回あたりでキャリア構想についてもお話させていただこうと思っています。

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