■ 雪の崎跡(ユーチヌサチアト) ■

画像1 那覇市の北西部にあった岬の名称で、「雪の崎」は若狭町の中央北側に広がっていた「上の毛 (ウィーヌモー)」と呼ばれる高さ20m程の岩礁でした。地名の由来は、形がおのに似ていることから、小型の斧を示す方言「ユーチ」から取ったとされ、 「ユーチ」の音から「雪」の字があてられました。
画像2 「上の毛」は古くから拝所として利用され、崖下には大きな洞穴があり、その東側は墓地 地帯だったそうです。
画像3 沖縄戦後、1951年に米軍の立入禁止区域から辻・若狭町が開放されたことにより区画 整理事業が実施され、1959年には「雪の崎」の岩礁はダイナマイト爆破されました。現在、爆破により残った岩の一部が公園用地に取り込まれ、周辺住民の 拝所として利用されています。

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