■ 普天間権現発祥之地 ■

画像1 昔むかし… 首里の桃源に美しい乙女が住んでいました。この乙女の美しさは、島の津々浦々にまで噂になっていましたが、誰も彼女の姿を見た者はいませんでした。彼女は織りにせいをだして、 一切外出しなかったそうです。
画像2 乙女には嫁いだ妹がおり、ある日、彼女の旦那が乙女の噂を聞き、ぜひとも会いたいとお願いしました。しかし姉に断られたので、自分が姉の部屋を訪れたときに何気なく覗くようにと言いました。 妹が姉の部屋を訪れ声をかけたとき、振り向いた先に妹の旦那が覗いているのを見つけました。
画像3 その途端、乙女は逃げるように家を飛び出し末吉の森を抜け、山を越え飛ぶように普天間の丘に向かっていきました。そして、乙女は清らかな神々しい姿に変わり、普天間の鍾乳洞に吸い込まれるように入っていきました。その後、乙女の姿を見た者はなく普天間宮の永遠の女神となったそうです。
画像4 宜野湾市にある「普天間宮」と関係がある場所でした。普天間宮は、琉球八社の1つで琉球国王も参詣しています。普天間小は沖縄戦で破壊されましたが、町民の寄付で祠が復元され、現在でも信仰の地として大事にされています。

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