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沖縄の史跡

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沖縄には「御嶽(うたき)」や拝所と呼ばれるウガンをする場所がいたるところにあります。観光地ではないので紹介されることはありません。場所によっては不思議な雰囲気をかもしだす御嶽や史…
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2019年11月の記事一覧

◼︎ 平敷屋神屋 ◼︎

うるま市勝連にある「平敷屋神屋」に行ってきました。ここは、集落の祖人を祀っています。旧盆になると平敷屋神屋でエイサーが行われます。 平敷屋エイサーはエイサーの原型ともいわれ、100年以上の歴史があります。平敷屋の青年会は1番古い歴史を持つとされています。平敷屋エイサーは先祖に演舞を奉納する奉納エイサーで、お坊さんのような衣装と裸足、そして大太鼓なしのパーランクーだけの素朴なスタイルです。 現在のエイサーをみた後だと、かなり退屈に感じるかも…でも、原型に近いものを見れる

■ 銀山御嶽 ■

美里で撮影を終えた後、なんとなく原付でウロウロしている時に見つけた御嶽です。入り口には「イリーアタトウヤマ」とあります。この場所は丘のようにちょっと盛り上がっているので、イリーアタトウヤマはこの場所のコトをいうのかもしれません。 どちらで調べてみても、何も出てきませんでした。 うーん???

■ 後の御嶽 ■

ずいぶん前に書いたのですが、轟の滝を撮影した後、「後の御嶽(クシヌウタキ)」にいってきました。鳥居をくぐると階段を登る…本土の神社のような感じの珍しい御嶽です。戦前は、ここで祭祀が行われていたそうです。 琉球国由来記によると「ヨリアゲマキウノ嶽、神名イベヅカサ」というそうです。「ヨリアゲ」は「魚着きの浦」、「マキ(ウ)」は「同族集落」という意味で、「ヨリアゲマキウ」は「魚の寄り上がる同族集落」という意味になるそうです。「ツカサ」とはノロと同じ女神官のことです。 調べている

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■ 熱田の拝所群 ■