見出し画像

SSFFZのこと その5

世界は変わるし自分も変わる

2020年の半分が過ぎようとした頃、シャムキャッツが解散を発表した。

他の多くのファンの方々と同様、色々な感情が湧き上がって溢れ出し、眠ろうとしたベッドの中でごちゃごちゃと考えた事なんかをここに書き綴ろうかとも思ったけれど、どー考えてもまとまらないのが目に見えているので、SSFFZに寄稿してもらった夏目くんのテキストについて書きます。(ネタバレ含みます)

100年前と今とでは社会や生活がまるで違っているように、これから先の未来も今とは全く違っていて当然、今現在進行形で起こっている変化にしても。

逆の部屋と靴と犬と題されたこの話では、遥か遠い未来、今とはまるで違う世界の東京で主人公が逆の部屋へ引越し、犬になって、靴を履かなくてもよくなる。

高橋留美子の短編のようなハチャメチャな世界観も、夏目くんの声で脳内再生されるままに1分程度で読み終わると爽快な読後感に包まれる。

変化した世の中で、昔のままの主人公は暮らしにくそうだ。でも住む環境が変化した事で、主人公は変化する。
そこには当然不安や戸惑い、期待や希望があるだろう。

でも、一番重要なのは、今まで抱えていた違和感が無くなる事ではないだろうか。

きっとこの先の主人公は、自分に起こった変化を受け入れて、前より身軽に、自由に暮らしていくような、そんな気がしている。

こんなに世の中が変わったのに、いつも通りに会社に行って、いつも通りに仕事をしている身からすると羨ましい限りである。

引越ししたら変わるだろうか。


とりあえず、備考欄に『逆です』と書かれた物件を探してみよう。

次回は自分のssff / SSFFについて書きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?