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腱鞘炎と更年期障害

不思議なもので、女性によく見られる腱鞘炎やドケルバン病(母指伸筋腱の腱鞘炎)って50代から増えてくる。
しかも、難治性が多い。
理由は、故障の背景にエストロゲンという女性ホルモンの減少です。(と、私は考えている…)

エストロゲンの低下は関節周囲の滑膜に浮腫を起こすんです。
丁度そこには手指を動かす腱があり、それを支える腱鞘、支帯といった組織があります。
それらがむくむと摩擦が生じやすくなり、結果として腱鞘炎や腱炎が現れます。
なので、通常の治療になかなか反応しないケースでは、ホルモン量が十分にあるかどうかを調べ、少ないようならホルモンの充填療法も検討する必要が出てきます。
他には、むくみへの対処として漢方薬を使う例もあります。
ただ、ホルモン療法も漢方薬の処方も一鍼灸師には許されていません。
本来ならば、ドクターと連携して治療を進めるのが一番いいと思うのですが、婦人科への受診をおススメするにとどまらざるをえない現状が
歯がゆい46歳なのでした。

こちらは腱鞘炎にお役立ていただけるテーピングの動画です。
トレーニー向けの動画ですが、内容は腱鞘炎の治療に使っているテーピング法と同じものですのでご安心ください。
日頃の負担軽減に、早期のご回復に、お役立ていただけましたら幸いです。


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