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春季企画展『下関の淡水生の付着藻類』
《次回企画展のお知らせ》
— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) March 8, 2024
春季企画展は「下関の淡水生の付着藻類」を予定しています。
冬季企画展は気生藻類をやったので、次は水の中の藻類です。
カワモズクやシャジクモ、ベニマダラ、アオミドロなどを紹介できたらと思います。
さて、、またあの深淵なる藻類の勉強をはじめましょう。 pic.twitter.com/dqUA7QkVh0
カワモズク、水の中でゆ~ら、ゆら~。 pic.twitter.com/I3xADz5SIE
— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) March 10, 2024
小さな水路の底をカワモズクが覆ってました。 https://t.co/1Pb8aHjFMw pic.twitter.com/zNAvCIVakU
— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) March 10, 2024
地衣類を調べている時に、この水路の底が赤く蛍光するのが不思議で仕方ありませんでした。
— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) March 10, 2024
どうやら、カワモズクという生物は強く蛍光するようで、蛍光していた正体はカワモズクでした。
謎が一つ解決しました。
これからは、カワモズクを探す時はこの性質で見つけられそうです。 https://t.co/2jZFP35h9D pic.twitter.com/wjtjBOGjjU
カワシオグサ、水の中でもっさ、もさ~。 https://t.co/1Pb8aHjFMw pic.twitter.com/zMjNdy1AyP
— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) March 14, 2024
カワヒビミドロ、水の中でひ~ら、ひら。
— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) March 14, 2024
ただ今、絶賛繁殖期中!! https://t.co/lcltbLLhbp pic.twitter.com/POInG1Miz3
今朝採ってきたカワヒビミドロを顕微鏡で観察していると、1匹、2匹と続々と小さなパックマンみたいな遊走子が細胞壁を破って泳ぎだしました。
— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) March 15, 2024
絶賛繁殖期中です。
普段は固着して動けない藻類ですが、この時期は4本の鞭毛で自由に泳ぎ回ります。
藻類は実に面白い生物です。 https://t.co/pJhCxjIqcR pic.twitter.com/YSBXxmDv5L
まだまだ冷たい渓流の川の水の中に手をつけて、凍えながら川底の小石を一つずつ取り出して、直径1mmほどの緑藻(ゴングラシラ)をルーペで見ながら探しました。
— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) March 18, 2024
ようやく、見つけることができました。
この黒っぽいドーム状のシミみたいなのが、探し求めたゴングラシラです!
よかった。 pic.twitter.com/114O8c2qfr
この水たまりのアオミドロを見て、あなたはどう思いますか?
— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) March 19, 2024
綺麗だと思いますか?それとも、汚いと思いますか? pic.twitter.com/rrWX8s5wQv
淡水生の藻類はどの種もMax365nmのUVライトで強く蛍光する。
— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) March 23, 2024
藻体の中のどこの葉緑体が光るのか知りたくなったので、双眼鏡を分解してプリズムを取り出して、それをUVライトで固定して、生物顕微鏡の下からプレパラートに照射してデジカメで撮影しながら観察しました。
中軸は蛍光しないようだ。 https://t.co/FqPhOKHD8J pic.twitter.com/pr4kxBhrhh
カワモズクは紅藻類(綱)で、食用の海藻のモズクは褐藻類ですから、別の生物です。
— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) March 24, 2024
とはいえ、いろいろと文献を読んでいくとカワモズクも食べられると書いてあります。
そこで、食べてみないわけにはいかないので、綺麗に洗って、さっと茹でてみました。
茹でると一瞬で鮮やかな緑に変わりました。 https://t.co/oqANbooMnF pic.twitter.com/kgX0tRUlXa
やっと見つけた!!
— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) March 26, 2024
褐藻類は昆布やワカメなど基本的に海にいるのですが、国内から1種だけ淡水にいる変わった褐藻類がいます。
その名は「イズミイシノカワ」
見つけるのに苦労しました。。。
これです↓ pic.twitter.com/y8My320jSp
美しいカワヒビミドロをどうぞ。 pic.twitter.com/bYbQh9VsFR
— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) March 28, 2024
珍しいことがあるもので、先生のご指導のお陰で企画展の展示ができる前にテキストができました。
— 豊田ホタルの里ミュージアム (@toyotahotarum) April 2, 2024
自然ガイドシリーズ『No. 132 下関の淡水生の付着藻類』
地衣類、気生藻類、淡水生藻類のテキストを合わせてご覧頂くと、身近な藻類についてわかりやすいと思います。https://t.co/KHKaWOpL6D pic.twitter.com/DZOLUNLL2C