最近は毎日のように小学校の団体が来たり、出前授業に行ったりして人前で話しをすることが多い。
この時に、いつもあることを考えながら話しをしている。
それは、「手はどこに置いておくのが正解なのか?」ということである。
特に、人前で話しをする時の手というのは、どこにどのように置くのが正しいのだろうか?
例えば、身振り手振りで話しをする時は問題ないのだが、黒板にチョークで文字やイラストを描いている時の利き腕でない手はどこに置けばいいのだろうか?また、最後に子供たちの代表が御礼の挨拶を少し長めにしてくれる時がある。さて、そのときは両手をどこに置くのが正解なのだろうか?
そんな時、昆虫やカエル、猿が手をどうやっているのかを想像したり、テレビに出てくるアナウンサーや俳優さん、漫画やイラストなどで人はどのように描いてあるのかを思い出したりする。
ただ、どれも自分にはしっくりこない。
だから、いつもそれを一生懸命考えながら、子供たちに話しをしたり、子供たちの話しを聞いたりしている。
私の話しを聞いている子供たちは、まさか登壇して話しをしているおじさんが、こんなことを一生懸命考えながら話しをしているなんて思ってもいないだろう。
でも、この問題は未だに正解がわからない、私にとってのとてもとても大きな難題なのである。